泣いた赤鬼などで知られる浜田広介の童話文学や彼の人生について書かれた短文を集めたもの。

彼の童話については知らない人はいないであろう。その創作の秘密のようなものが何となく分かってくる。生き物に対する優しさは母親譲りのようだ。

短歌は少し前に遺歌集を読んで、ツイッターに少しずつHPと同じものを紹介したが、いいねが結構付いた。確かにいいのである。この本で早稲田で秋草道人・會津八一の英語の講義を受けたらしい。あまり出席しなかったらしいが。そういう縁があってのことか、道人の影響を受けたと思われる短歌は素朴で実にいいのである。何にでもお手本はあらまほしい、少なくとも初心の時代は。ただし、広介の中学時代の歌がもうすでに様になっているのではあるが。

童話文学と人生 (1969年)