爆笑問題も批判…首相を「いいとも」に出したフジの現場無視

2014年3月26日(水)10時26分配信 日刊ゲンダイ

 首相の安倍晋三が初出演した21日放送の「笑っていいとも!」が、瞬間最高視聴率19.2%だったとかで騒いでいるが、3連休初日のお昼に暇を持て余し、興味本位でのぞき見た視聴者が意外と多かった。ただそれだけの話だ。

 安倍首相本人はご満悦かもしれないが、いいともレギュラーの「爆笑問題」田中裕二は23日放送のラジオ番組で、安倍出演について「めんどくさい、正直」「出演者としては『余計なことをして』って、少しね」と不満タラタラ。

 相方の太田光も「(安倍は)クソ面白くもなんともねえトークしやがって。つまんなかったな」とバッサリだった。

 2人の本音がすべてを物語っている。

 楽しくなければテレビじゃないのに、首相本人以外は楽しくない番組を放送したフジテレビ。同局中堅社員もこう漏らす。

「今回の安倍首相の出演は、フジテレビのドン、日枝(久)会長の鶴のひと声で決まった。現場はまったく無視です。今のフジテレビは、“事件”は現場じゃなくて会議室で起きている。それじゃ視聴者にそっぽを向かれて当然でしょう」

 安倍と日枝会長は超高級レストランで会食する“お友達”。トップが番組を私物化したと勘繰られても仕方あるまい。

「ドンが現場に口出しする。亀山(千広)社長はドンに逆らえない。いくら社長が若返っても、それじゃフジテレビは何も変わらない、凋落(ちようらく)は止まらないでしょう。首相出演で数字が取れたからといって、手放しでは喜べませんね」(前出の同局中堅社員)

 爆笑問題の本音は、フジテレビの未来を暗示しているかのようだ。

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安倍ちゃんってお友達どうして色々やっているけど、反対意見を聞くのが嫌いなのかな。それはアッキーで間に合ってるとか。