「盗んで覚えろ」では部下が育たない理由
(ダイヤモンドオンライン 2014年03月03日掲載) 2014年3月3日(月)配信
2月20日から始まった全5回連載では、『自信は「この瞬間」に生まれる』を刊行され、ハーバードで「ベストティーチャー」に選ばれ続けた日本人教授、柳沢幸雄さんに「自信」の秘密を教えていただきます。
最終回となる今回は、「育てる側」から自信について考えていきます。後輩を育てる、部下を育てる、子どもを育てる……。「育てられる側」から「育てる側」になった時、人は誰でも戸惑うものです。
「子どもを育てる場合も、大人を育てる場合も、そこにはまったく同じ法則がある」という柳沢先生に、その秘訣をうかがいます。
■「背中を見て覚えろ」では部下は育たない
日本の職場で昔から上司が部下に向かって言うのが、「俺の背中を見て覚えろ」「盗んで覚えろ」。上司はむっつりした顔で黙々と仕事をして、部下はそのマネをするわけです。日本企業の伝統的社員教育なのかもしれませんが、これは「教育」ではありません。
最近の若手社員は、上の世代から「ゆとり世代」や「宇宙人」と呼ばれて、教えにくい、育てにくいと言われているようですが、みなさんのまわりではどうでしょうか? これまでの社員教育が通用しない部下の出現に、頭を抱えている方もいるかもしれません。
でも、「言わずに通じた」従来のやりかたのほうが、教育という点から考えると特殊だと言えます。教育とはそもそも「言わなければ通じない」ものだからです。
普通に経験を通して身につけようとしたら何十年、何百年とかかることを数ヵ月、数年で圧縮して伝える。これが教育です。ですから、「俺が30年かけてやったことを、30年かけて身につけろ」というのは、教育ではないわけです。特に、今のように伝えるべき情報が大量にある時代には、向きません。
つづく
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そうと思います。私は67才で分かったことを息子に僕なりにかみ砕いて教えています。中卒だから最初はそれでも難しかったようですが、最近は(22才)めきめき力を付けてきました。この頃は時々言う程度で、自然に育っていくだろうと思っています。人材育成では自分を超える人間を育てないと世の中進歩しません。
(ダイヤモンドオンライン 2014年03月03日掲載) 2014年3月3日(月)配信
2月20日から始まった全5回連載では、『自信は「この瞬間」に生まれる』を刊行され、ハーバードで「ベストティーチャー」に選ばれ続けた日本人教授、柳沢幸雄さんに「自信」の秘密を教えていただきます。
最終回となる今回は、「育てる側」から自信について考えていきます。後輩を育てる、部下を育てる、子どもを育てる……。「育てられる側」から「育てる側」になった時、人は誰でも戸惑うものです。
「子どもを育てる場合も、大人を育てる場合も、そこにはまったく同じ法則がある」という柳沢先生に、その秘訣をうかがいます。
■「背中を見て覚えろ」では部下は育たない
日本の職場で昔から上司が部下に向かって言うのが、「俺の背中を見て覚えろ」「盗んで覚えろ」。上司はむっつりした顔で黙々と仕事をして、部下はそのマネをするわけです。日本企業の伝統的社員教育なのかもしれませんが、これは「教育」ではありません。
最近の若手社員は、上の世代から「ゆとり世代」や「宇宙人」と呼ばれて、教えにくい、育てにくいと言われているようですが、みなさんのまわりではどうでしょうか? これまでの社員教育が通用しない部下の出現に、頭を抱えている方もいるかもしれません。
でも、「言わずに通じた」従来のやりかたのほうが、教育という点から考えると特殊だと言えます。教育とはそもそも「言わなければ通じない」ものだからです。
普通に経験を通して身につけようとしたら何十年、何百年とかかることを数ヵ月、数年で圧縮して伝える。これが教育です。ですから、「俺が30年かけてやったことを、30年かけて身につけろ」というのは、教育ではないわけです。特に、今のように伝えるべき情報が大量にある時代には、向きません。
つづく
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そうと思います。私は67才で分かったことを息子に僕なりにかみ砕いて教えています。中卒だから最初はそれでも難しかったようですが、最近は(22才)めきめき力を付けてきました。この頃は時々言う程度で、自然に育っていくだろうと思っています。人材育成では自分を超える人間を育てないと世の中進歩しません。