“昭和の怪僧”織田無道さんは今も現役、養殖ビジネスも

2014年3月3日(月)10時26分配信 日刊ゲンダイ


 織田信長の末裔を自称し、“昭和の怪僧”“霊能力僧”として80年代後半から90年代にかけ、テレビに出まくった坊さんタレントがいた。織田無道さんである。水晶玉を使った霊視や除霊が話題になり、明るく、ツッコミにも動じないキャラで人気だった。しかし、最近はとんとあの坊主頭を見ない。今どうしているのか。


「2月上旬の週刊誌の記事には参りました。電話で15分ほど話しただけなのに、いかにもワタシがウサン臭い商売でカネ儲けをたくらんでるみたいに書かれちゃって。こうして面と向かって取材を受けるのは3年ぶりくらい。もうワタシが前面に出る時代じゃない。これからは次世代の方々の裏方として物心両面のサポーター、アドバイザーに徹しようと思ってきたんですけどねえ。ホント、いつまで有名税を払えばいいんでしょうか」


 渋谷は道玄坂のカフェで会った織田さん、こういってボヤいた。


「今の肩書? もちろん、僧侶ですよ。実家でもある厚木の圓光寺はセガレに譲りましたが、全国各地に片手ほどの数のお寺さんの住職を任されてましてね。いや、お寺さんの具体的な名前は勘弁して下さい。マスコミの方が来られて痛くもない腹を探られ、檀家さんやご近所にご迷惑をおかけしちゃいけませんから、ハハハ」


 もうひとつ、力を入れているのが魚の養殖とか。


「養殖といっても、ワタシが手がけてるのはレベルが違います。通常のサイズの3倍ほどの大きさに育て、味はさらに良くなる独自の養殖法なんです。例えば一般的に出回ってる車エビは体長15センチ前後。これが45センチくらいになる。そんなに遠くない将来、記者発表で実物をお見せしますよ」


 これが週刊誌におちょくられたビジネスだ。もっとも、本人は、「ワタシは食品輸入大国、日本の食料自給率を高めるために養殖研究にいそしんでるんです。それにこれを世界中に展開すれば、地球規模の食糧危機にも対処できる。つまり、衆生救済になるんです」といたって本気だ。


■D・ムーア主演の映画「ゴースト」で演出も


 さて、織田さんは80年代、水晶玉を使った霊視が評判になり、霊能力僧として引っ張りだこに。僧侶にもかかわらず、キャバクラに通うわ、肉も酒もバンバン食らうわの破天荒なキャラも人気をあおった。


「日本ばかりじゃない、ハリウッドからもオファーがあったのはご存じかな? パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア主演で1990年に大ヒットした『ゴースト~ニューヨークの幻』の霊的な演出はワタシが担当しました。その証拠に映画でナゾの黒人霊媒師を演じたウーピー・ゴールドバーグの役名は『オダ・メイ・ブラウン』だった。あれは製作側がワタシに敬意を払い、わざわざ『オダ』とつけてくれたんです」


 ウ~ン、だったら話題になりそうなものだが、それはさておき、織田さんの姿がテレビから消えていったのは02年、宗教法人乗っ取り容疑で逮捕され、猶予付き有罪判決を下されて以降。その後は金銭トラブルばかり報じられるようになった。


「乗っ取りウンヌンは検察や裁判官との見解の相違がすべて。ワタシは今でも無罪を確信してます。金銭トラブルについても、まさに“聞いて極楽、見て地獄”でして、お引き受けしたところ、事前の話と実際の状況が違っていて、それがトラブルになったってことばかり。まったく坊主をダマそうとするんだから、そういう輩(やから)はろくな死に方はしません。必ず地獄に落ちますよ、ハハハ」


 厚木市内の自宅に夫人と2人暮らしだ。

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面白い人ですね。