選択肢はあるが余裕はない800万家計 -年収別 幸せ実感調査【4】
(PRESIDENT Online ) 2014年2月20日(木)配信

お金があると幸せになりやすいのか? 年収300万円台~1500万円以上の人まで貯蓄額、残業の多さ、出世欲から性生活の頻度まで、仕事と家庭のさまざまな面からアンケート調査した。
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調査概要/楽天リサーチの協力を得てインターネットを通じて個人年収300万円台、500万円台、800万円台、1000万円台、1500万円以上の各年収200人ずつ、計1000人より回答を得た。調査期間は2012年3月23~25日。
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貯蓄はおおむね収入に比例しているが、低年収でも1000万円以上の貯金がある人もいれば、高年収でも貯まっていない人もいた。家計について聞いてみたところ、「住宅ローン、教育費の負担感が大きい」(図27)の問いに対し「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた人が最も多かったのは800万円台で37.0%。この年収層であればマイホームを買うことも、子供を私立中学へ行かせることも視野に入れられるだろう。両方を選択すると家計は相当苦しくなる。選択肢はあるが大きな余裕はないことが不幸の原因だろう。

次いで多いのが300万円台、500万円台。この層の年収では身の丈にあった生活をしていても、お金が生活費に消えるほど苦しいということだろう。

家計や仕事における「余裕のなさ」は、夫婦生活にも大きく影響する。「性生活の頻度」(図29)について50.0%が「この1年、まったくない」と答え、崩壊寸前の夫婦生活を浮き彫りにしたのは、またしても800万円台。

ただその他の年収層でも4割前後が同じ答えであり、夫婦生活に淡泊な日本人の様子が見える。

コミュニケーションという意味では、年収1500万円以上の夫婦が最も危機的状況にあるようだ。「妻(夫)と一言も会話しない日がある」(図30)という問いでは「あてはまる」「ややあてはまる」で合計2割近くに達している。仕事が忙しくて家庭を顧みる時間がないのだろう。逆に最も会話できているのは300万円台だ。残業が少なく帰宅も早いため妻と一緒にいる時間がとりやすいと考えられる。

「家族そろって夕食をとる頻度」(図33)についても「ほぼ毎日」という答えが最も多かったのは300万円台でほぼ4割。1500万円以上は2割台にとどまる。

興味深いのはボランティアに関する問い(図35)である。ボランティアをしていると答えたのは30代300万円台という若手の低年収層と50代1500万円以上のベテランの高年収層に二分された。若手の低年収層は未婚が多く、職場で成果を認められる機会は少ないことから、承認の場を社外に求めるのだろう。

ベテランの高年収層は逆に家庭に居場所がなく、家の外に認められる場を求めているようだ。「人の役に立つ自分」で「承認=幸せ」を得るシステムを自らつくっているといえる。

仕事に恵まれなくとも、家庭や社外で承認を得る努力をすれば幸せに近づけるし、家庭がうまくいかない場合は仕事や趣味に幸せを見いだせる。まずはその両方に恵まれない状況をつくり出さないよう、わが身を顧みてはいかがだろう。

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なかなか難しいもののようですね。高収入必ずしも幸福とは限らない、むしろ家庭的には忙しいだけという人が多いみたいです。