小藪千豊が“陣内二股”語る「テレビは異常者の集まりやから」

2014年2月2日(日)10時26分配信 日刊ゲンダイ


 まず、フジテレビの松村未央さんとご結婚を考えてるくらいお付き合いされてることにビックリしましたね。松村さんはかわいらしくて愛想のいい人で、すげえいい人捕まえましたね。僕は陣内さんとコンパとか行ったことあんまりないから分かんないけど、超モテるらしい。男前やしおもろいし、楽しい人ですから。


 陣内さんは僕にとって恩人。昔から仲良くさせてもらってるが、僕が全然テレビに出てへんとき、「なるトモ!」(読売テレビ)でなるみさんと陣内さんが優しく包んでくれて。僕のボケやしゃべりをあの2人が懇切丁寧にしてくれたから、僕が今こうしてテレビ出れてる。藤原紀香さんとご結婚されたときも離婚されたときもお話聞いてたし、あとでも大変な思いされてたので、後輩からすると再婚して幸せになってほしいなと思う。


「二股疑惑」とか言われてますけど、二股じゃないんでしょ、違うらしいすよ。あと僕は、芸人としては浮気はそんな悪いことじゃないと思う。


 世間がどう思うかはさておきですが、テレビの中は異常者の集まりやから浮気はいいかなと。異常にかわいい、異常に面白い、異常な理論を展開する。だからテレビに出られる。世間の人のものさしで僕たちをはかるということ自体がおかしい。変な線を真っすぐな定規では測れないすよね。テレビの中は異常。マネすべきではない。イチローの言葉とか中尾彬夫妻のありかたとか、マネすべき部分もいくつかはあるけど、テレビの中の人を一般の人が憧れるべきでも、目指すべき人でもない。


 僕も結婚してからもキャバクラとかコンパとか行く。ある意味、異常者です。家族にメシ食わすために、異常者になるためにやってるところはある。この前も、一般の方に「昔は横山のやっさんなんて破天荒でええ芸人やったで。それが今の芸人なんか……」ってボヤかれた。「今の子らはみんな行儀ええからおもろないわ」って言われる。行儀よくしても怒られるんすよね、今は。


 去年、「すべらない話」の収録終わりに陣内さんと打ち上げ行ったとき、僕が青いネックウオーマーをしてて。


陣「それかわいいなあ」

小「ありがとうございますー」

陣「どこで買ったん?」

小「大阪の家の近所のお店です。買うてきましょうか?」

陣「でも、嫌やろ~? 同じのつけられてたら」

小「いや、全然ええんちゃいます」

陣「マジで。じゃあ店の名前教えて」

小「家の裏なんで、僕買ってきますよ」

陣「マジ? じゃあ後でお金払うわ」


 で、年末の朝まで生放送してる番組で渡してお金いただいて。今回、陣内さんの熱愛について直撃してるスポーツ新聞の写真見たら、その青いネックウオーマーしてた。自分で買ったネックウオーマーが載ってて、何かうれしかったです。ただ、落ち込んでるかな?陣内さん。お世話になった人。ツライやろからいろいろお話しして心を温めたい。トークウオーマーとして癒やしたい。


▼こやぶ・かずとよ 1973年、大阪府出身。NSC大阪校12期生。01年に吉本新喜劇に入団し、06年に座長に就任。「ノンストップ!」(フジ系)、「噂の現場直行ドキュメン ガンミ!!」(TBS系)などレギュラー多数。

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中島みゆきの歌に「まっすぐな線なんてひけやしない」というのがありますが、変な線なんて一般常識という定規でひけやしない、ということでしょうね。よくよい子は真似しないでね、といいますが、いい大人がねぇ~。