金融機関、振り込め47億円防ぐ=被害の7割相当-東京

2014年1月26日(日)14時52分配信 時事通信


 昨年1年間に東京都内の金融機関職員らが窓口で振り込め詐欺被害を防いだ額は、約47億1300万円に上ることが、警視庁のまとめで分かった。昨年の被害総額の約7割に相当し、防止額は統計を取り始めた2008年以降、増え続けている。歯止めのかからない振り込め詐欺の被害を食い止めようと、詐欺を見抜く金融機関職員の「目」が光っている。
 警視庁は12年10月、1年間に2回以上被害を防いだ金融機関職員らを「声掛けマイスター(名人)」に認定する制度を導入。現在、都内で認定された職員らは167人に上る。杉並区の高円寺北三郵便局の局員、秋葉真友子さん(26)=山形県出身=もその1人で、13年6月に認定された。
 「1000万円を下ろしたい」。同年5月、日頃から同郵便局を利用する70代の無職女性が、いつもと変わらない様子で窓口に現れた。高額だったにもかかわらず、女性は落ち着いた様子だったという。
 息子を装った人物から「小切手の入ったかばんを電車に忘れた。1000万円用意してほしい」と電話を受けた女性は当初、「詐欺ではないか」との問い掛けにも聞く耳を持たなかった。
 秋葉さんは粘り強く女性を説得し、いったん自宅に帰ってもらうとともに、警察に通報。その後、女性はだまされていたことに気付き、被害を防げた。「興奮しているお客さまに一度落ち着いてもらい、冷静になる時間をつくり対応することが大切」と秋葉さんは声掛けのコツを語る。
 昨年1年間に都内で発生した振り込め詐欺被害は約2400件、金額は約67億円。警視庁幹部は「引き続き金融機関や行政と連携し、振り込め詐欺撲滅を目指したい」と話している。

===========================

ATMでは現金振込は確か10万円に制限されたように聞きましたが。