元気なのは菅元首相だけ 離党が止まらない民主党
(週刊文春 2013年12月5日号掲載) 2013年11月28日(木)配信


「小泉さん、格好いいですよね。即、原発ゼロだと。私も最初からそう言いたかったんですが」

 存在感が薄い民主党の中で、ただ1人元気なのが、菅直人元首相だ。夏の参院選で3カ月の党員資格停止処分を受けたが、処分があけた3日後には、さっそく2時間以上の独演会でこう怪気炎を上げた。

「落選中の側近を東京に集めて会食しては、小泉純一郎元首相の動向についても情報収集し連携を模索しているようです」(民主党関係者)

 だが、菅氏のボルテージと反比例するように内部崩壊が進むのが民主党。

「参院東京選挙区で落選した鈴木寛前参院議員が、菅氏の処分が明ける前日に離党を表明した。そもそも菅氏が処分を受けたのは、民主党が東京選挙区で公認を現職の鈴木氏に絞り込むことを決めたにもかかわらず、公認漏れの候補を公然と支援したため。菅氏への恨み節が綴られた鈴木氏のフェイスブックには多くの賛同の声が寄せられています」(同前)

 衆院落選組の離党ラッシュも止まらない。

「政界引退組や、衆院での再起をあきらめ、知事や市長を目指す転身組が多い。菅氏の首相補佐官だった寺田学氏は秋田市長選に立候補して落選。町長選に出馬して敗れた人もいます」(同前)

 10月末に発表された次期衆院選の1次公認も理由の1つ。

「公認から漏れ、党からの活動費が打ち切られると、生活費もままならない者もいる。年明けにも発表される2次公認に入れなければ、引退に追い込まれるでしょう」(同前)

 1次公認を前に落選組を面接した馬淵澄夫選対委員長ら執行部は「厳しく査定する。

今のままじゃ、あなたが入るかわかりませんよ」とコワモテだったが、発表されてみると、「活動もせず、年齢が公認基準に満たない田中真紀子氏らが公認された」(落選議員)とブーイングの嵐。

 さらに海江田万里代表を悩ませるのが、予想される地方議員の大量離党である。

「労組出身以外の地方議員は、衆院議員がいないと支持基盤がない。風が止んだ今、党に残る理由はなくなりました」(党所属の市議)

 海江田氏の任期は2015年9月まで。だが、同年春には統一地方選があり「来年中にはせめて代表を代えてくれないと地方組織がもたない」(前出・落選議員)と悲鳴が上がっている。海江田氏はいつまで代表でいられるのか。

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主義主張より当選=金なんでしょう。風追い族?