3年前の出来事です。当時、私は姿勢をよくしようとして、雑誌で読んだ「ある動作」を30秒ほど、毎日3~4回繰り返していました。1カ月くらい経った頃でしょうか。私は体の異変に気づきました。何とズボンのウエストがユルユルになっているではありませんか!

思いも寄らない体の変化にあぜんとしつつ、すぐさま雑誌を読み返し、何がわが身に起こったのか理解できました。私がやっていた「ある動作」とは、姿勢をよくするものではなく、腹だけやせる方法だったのです。

ということで、今回は「腹だけやせる方法」をご紹介します。食事制限もキツい運動も必要ありません。簡単で効果抜群。夏に向けてぜひ取り組んでいただきたい“頑張らない”アンチエイジングです。

いちばん気になるのは「お腹」

皆さんは、ご自身の体の中で気になる部分はどこでしょうか。ある調査によると、男女共に1位に挙げたのがほかでもない「お腹」です。男性の約6割、女性の7割が「お腹」と回答しています。

それでは、異性の体の中で気になるところはどこでしょうか。同じように、「お腹」と答える人がいちばん多いのです。しかし、この場合の“気になる”には「年を取った」とか「異性として魅力がなくなった」というネガティブなニュアンスが含まれているのが、やっかいなところです。

この2つの原因に対して、強力に作用するのがドローインです。

筋肉の緩みに対しては、引き締め効果があります。具体的には、内蔵を取り囲むように配置されている「腹横筋」という筋肉に作用して張力(=ハリ)を増加させます。この筋肉を鍛えるのがドローインと呼ばれている動作です。腹と背中をくっつけるようなイメージで腹を引っ込ませ、そのまま呼吸を止めずに30秒ほど静止させることがポイントです。徐々に腹を引っ込める時間を伸ばしたり、回数を増やすとさらに効果が高まります。

内蔵脂肪の増加に対しては、有酸素運動と組み合わせると効果的。たとえばウォーキングしている最中にドローイングをする(=腹を引っ込める動作をする)と、カロリー消費が4割も上昇するので、脂肪をより効率的に燃焼させるというわけです。

このドローインの最大の利点は、どこでも簡単にできるということでしょう。1回30秒、お腹をグッとへこますだけですから、場所を選ばずどこでも簡単にできます。たとえば、駅のホームで電車を待っている間や、オフィスでパソコンを立ち上げている間などのスキマ時間にさくっとできるわけです。

腹筋運動の効果はあまりない

私の場合は、椅子に腰掛けていて、「あっ、やばい……。姿勢が悪くなっている」と気づいた都度、ドローイングをしていたので特別な運動をしているという意識はまったくなく、気がついたら1カ月でウエストがサイズダウンしていたという次第です。ちなみに、79センチのパンツがキツかったのが、76センチでも楽々はけるようになりましたから、3~4センチはウエストが縮まりました。これはいろいろと見聞きしている中では標準的な結果のようです。

ちなみに、多くの人が「腹をやせる方法」として思い浮かべる腹筋運動ですが、効果はあまり期待できません。お腹の前面にある6つに割れている腹筋(=腹直筋)を鍛えるのには有効ですが、お腹をへこませることができるのは前述の「腹横筋」だからです。だから、いわゆる腹筋運動(膝を曲げて上体を起こす運動)が効くというのは大いなる誤解なのです。

これから薄着の季節が本格化し、水着を着る機会も出てくるでしょう。あなたの外見を一足飛びに若返らせ、異性に対する魅力を上げる「腹だけやせる方法」を、ぜひお試しいただきたいと思います。

なお、ドローインに関して詳しく知りたい方には、『30秒ドローイン!腹を凹ます最強メソッド』(高橋書店)と『腹だけ痩せる技術』(メディアファクトリー新書)をオススメします。

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早速やっています。