就活で困っている、悩んでいる、要するにうまくいってない人向けに書かれていると思われるが、そうなってから読んでも手遅れということもあるので、自信の持てない人は2回生位から3回生の夏休みくらいに読んでおくとよいと思う。それと大体内々定の出る時期は普通の会社では大体決まっている。この本の書かれた時点では4回生の初め頃らしい。この時期を過ぎると途端に状況は厳しくなるので先手必勝が当てはまると思う。

先手必勝といっても私は学生さんに上・中・下くらいにターゲットを絞った方が良いのではないかといっている。下は滑り止めだが、行くところが無ければ何とかやっていけるところ、中は分相応、上は理想的なところ。下ばっかし受ける人はいないとおもうが、中ばっかしとか、上から段々下げていくというのは失敗しやすいと思う。その点は大学受験と同じようなもの。

問題はターゲットが絞れない、絞り間違いが意外とあるようだ。この本を読むと自分自身の思い込みや周囲の固定観念に惑わされたりして。あるいは突っ込んで何かこれといって大学で面白いことを見つけていない場合。まあ3年くらいでなかなか見つからないのが普通かも知れないが。

この本はネガポジ就活術となっているように、簡単に言えばこれだけはやりたくないことをはっきりさせて消去法で絞っていくと70点位のところは見つかるということ。仕事がはなから嫌いな人は別として、全く向かない仕事でなければ、一生懸命やっていれば仕事して人様のお役に立てて、お給料を貰えばそこそこ楽しいものなのである。そりゃぁ自己実現出来て仕事が楽しくてしょうがない人もいるだろうけど、そう言う人は多分この本は読まないんじゃないかな。世の中の大方の人は苦楽相半ばしていると思う。好きなことは帰宅後や休日にやってもいいんだしね。

この本を読んで気になったのは、適性を適正と書かれていること、シミュレーションをシュミレーションと書かれていること、相談に来る人を生徒と呼んでいることかな。しかし31歳で起業目的だろうと思うが50社の転職をするってちょっと良く分からないけど、リクルート関係の起業をするつもりなのかな? 読者で就活がうまくいったひとは、出来るだけ仕事術を身に付けることを大事にして、転職は何か考えがあるか、よっぽどのことのない限りやらない方がいいと思うけど。会社に入ってからが人生の本当の修行と考えてね。つらいこともあると思うけど。