2013年3月17日 東京新聞朝刊
柔道女子日本代表での暴力指導を告発した十五選手への聞き取り調査をした日本オリンピック委員会(JOC)の「緊急調査対策プロジェクト」がまとめた報告書で、強化現場で暴力行為や侮辱的発言があり「重大な不当行為が発生していた」と認定したことが十六日、複数の関係者への取材で分かった。JOCは十九日の理事会で、報告書を基に全日本柔道連盟(全柔連)への処分などを協議する。
報告書は、園田隆二前監督による一部選手への平手打ちなどの行為を確認。練習で棒やむち状のものなどを振り回して選手を威嚇し「たたかれないと動けないなら、家畜と一緒だ」「ブタ」「ブス」「死ね」などと発言をしたことを認めた。負傷した選手の状態を考慮せず、試合出場や合宿参加を強要したとも指摘した。
調査はロンドン五輪代表を含む十五選手から計二十時間以上、七人の指導者からは計十七時間以上の聞き取りで事実関係を調べた。徳野和彦前コーチには、寝技の練習で口をふさいだり、選手が嫌う虫の死骸を近づけたりする行為があったとした。全柔連の不当行為では、五輪代表候補を集めての当落発表のテレビ中継が、落選した選手の尊厳を傷つけたことなどを挙げた。
報告書はJOCが全柔連に対して改善勧告するよう十三項目にわたって提言した。対話による信頼関係の醸成、コーチ資格制度の確立や定期的な講習制度の導入、大会や合宿に医師を同行させるよう求めた。
報告はJOCにも相談窓口の設置など十項目を要求。問題が起きた際に競技団体が日本スポーツ仲裁機構での仲裁に応じる態勢づくりを促した。
プロジェクトはJOC理事と弁護士の五人で構成された。
◆確認した不当行為
JOCの「緊急調査対策プロジェクト」が確認した不当行為のポイントは次の通り。
一、選手への平手打ちなど暴力行為。
一、「ブタ」「死ね」などの侮辱的発言。
一、負傷している選手に試合出場や合宿参加を強要。
一、五輪代表候補を集めての当落発表テレビ中継が、落選選手の尊厳を傷つけた。
一、選手選考の過程が不透明。
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加納治五郎さんに聞かせたいわ。外国には野蛮人やと思われるのでそのままで発表するのは恥ずかしいなぁ~。