----------------------------------------------------
教科書で見つけた面白いお話
----------------------------------------------------

高校生の息子が捨てた教科書をゴミ箱に見つけたので、
それを拾って読んでみると、
とても面白かったので紹介します。

母子猿というお話です。
豊前の太郎入道という人は、いつも山で猿を弓矢で射っていた。

ある大きな猿を射たときだった。
射抜かれた猿は木の上から今にも落ちそうになっている。

そのとき、何かをしきりに
木の上の股のようになっているところに置こうとしている。
それは子猿だった。

母猿は自分はもやは木の上にとどまっていられないから、
子猿を木の上に残しておこうとしているのだが、
子猿は母から離れまいとするのでうまくいかない。

何度かくりかえしていたが、
結局、母子もろとも木から落ちてしまった。

それを見た太郎入道は、その後、猿を射ることをやめた。

(古今著聞集)


もうひとつ紹介します。
これは徒然草にある話。
これも弓に関係ある話です。

ある人が弓矢の練習していたが、
二本の矢をもって的に向かったところ、師匠に言われました。

「初心者は二本もっては駄目だ。
一本目を失敗しても次があると思うから、なおざりになる。
この一矢に集中しろ」と。

わずか二本の矢をもったからといって、
一本、一本に集中すればよいではないかと思うだろうが、
そうはいかないのだ。

なまけ心というものは、本人が意識しなくても、
瞬間、瞬間、
わずかなすきまからでも入ってくるものだ。

師匠はそれを知っているから注意したのだ。
この戒めはすべてのことに通じている。

(徒然草)


うーむ。
現代人にも通じる教えですね。

こじつけるわけではないですが、
ものを書く人にとって、
教科書というのは非常に役に立ちます。

国語、算数、理科、日本史、世界史、地理等々。

確かな情報が網羅的に整理されているので、
物書きにとって、格好のあんちょこになります。

=============================

教科書というのは、色んな経験を積むと意外に面白いもののようですね。
青山出版は算数教育の本でお世話になったところです。