エジプト熱気球 墜落機 一昨年も事故


2013年2月28日 東京新聞夕刊


 【ルクソール(エジプト中部)=今村実】エジプト中部ルクソールで熱気球が墜落し、日本人四人を含む十九人が死亡した事故で、事故を起こした気球が二〇一一年十月、ナイル川に停泊していた船舶に激突していたことが、関係者への取材で分かった。


 熱気球は当時、衝撃で破損。今回の事故との関連は不明だが、短期間に事故が繰り返されたことで、運航会社「スカイクルーズ」の機材や運航に問題がなかったか、徹底した調査が求められそうだ。


 一一年当時の地元報道によると、熱気球は船舶に衝突し、外国人観光客ら二十人のうち一人が負傷した。動画投稿サイトに投稿された映像によると、熱気球は遊覧飛行中に降下が止まらなくなり、ナイル川に激しく着水。風に流され、船と衝突したようだ。


 さらに船に乗り上げるような形となって急上昇し、不安定な飛行をしばらく続けた。


 船の関係者は「熱気球が突然、猛スピードで迫ってきた。衝突すればガスボンベの爆発などで危険だと感じ、船の従業員が一斉に逃げ出した」と振り返る。甲板の一部などが損壊し、熱気球もゴンドラが壊れたと話す。


 同社関係者や同業者によると、この熱気球が今回の墜落事故を起こした気球という。


 同社幹部は「ゴンドラ部分が破損し、新品と取り換えた。熱気球の上部に損傷はなく、運航再開前には徹底的な点検を受けた。今回の事故に前回の影響はない」と強調する。


 当時の操縦士は、今回の事故で負傷して脱出した操縦士とは別人だという。


 今回の事故機の操縦士は、本紙取材に「着陸時に燃料ホースが切れて引火した」と説明しており、切断状況の解明が求められる。

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消火もせずに真っ先に逃げるって、そりゃその気球の会社ってエエカゲンなような気がしますけどねぇ~。