一人っ子政策もう限界 若者減の中国、緩和を検討
【北京=吉岡桂子、香取啓介】中国共産党・政府は、30年あまり続けてきた人口抑制の「一人っ子」政策を緩和するよう検討している。中国では、急速に増える高齢者の社会保障が整わないまま、若い働き手が減り始め、体制を支える経済成長や社会の安定を揺るがしかねないと判断したためだ。第2子の出産まで認める「二人っ子」政策へ、2015年前後までに転換する案が有力視されている。
豊かになる前に老いてしまう「未富先老」(馬建堂・国家統計局長)と呼ばれる状態の到来に、中国当局は危機意識を強めている。世界の成長エンジンとなってきた中国の人口動向は、国内の不安定要因となる可能性があるだけでなく、世界経済にも影響を与えかねず、注目される。
中国政府関係者は、朝日新聞の取材に「緩和するかしないかではなく、いつするかの問題だ」と述べた。昨年11月の共産党党大会の政治報告で、胡錦濤(フーチンタオ)総書記(当時)は、従来のような「低い出生率に落ち着かせる」といった文言を使わず「人口の長期的なバランスある発展を促す」と述べていた。昨年から政策の転換を議論する党内の学習会が始まったとの情報もある。
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あんまり極端なことをやるといつかひずみがきますね。
自然になってしまうのはしょうがないと言えもしますが。
【北京=吉岡桂子、香取啓介】中国共産党・政府は、30年あまり続けてきた人口抑制の「一人っ子」政策を緩和するよう検討している。中国では、急速に増える高齢者の社会保障が整わないまま、若い働き手が減り始め、体制を支える経済成長や社会の安定を揺るがしかねないと判断したためだ。第2子の出産まで認める「二人っ子」政策へ、2015年前後までに転換する案が有力視されている。
豊かになる前に老いてしまう「未富先老」(馬建堂・国家統計局長)と呼ばれる状態の到来に、中国当局は危機意識を強めている。世界の成長エンジンとなってきた中国の人口動向は、国内の不安定要因となる可能性があるだけでなく、世界経済にも影響を与えかねず、注目される。
中国政府関係者は、朝日新聞の取材に「緩和するかしないかではなく、いつするかの問題だ」と述べた。昨年11月の共産党党大会の政治報告で、胡錦濤(フーチンタオ)総書記(当時)は、従来のような「低い出生率に落ち着かせる」といった文言を使わず「人口の長期的なバランスある発展を促す」と述べていた。昨年から政策の転換を議論する党内の学習会が始まったとの情報もある。
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あんまり極端なことをやるといつかひずみがきますね。
自然になってしまうのはしょうがないと言えもしますが。