2013年1月30日 東京新聞夕刊
全日本柔道連盟(全柔連)は三十日、東京都文京区の講道館で記者会見を開き、女子代表の園田隆二監督(39)やコーチから暴力やパワーハラスメントを受けたとして選手十五人から告発された問題で、事実関係を認めて謝罪すると同時に、現時点では園田監督を交代させる考えはないことを明らかにした。
全柔連の小野沢弘史専務理事によると、園田監督の暴力行為は二〇一〇年八月から一二年二月までの間、選手の顔を平手打ちするなど五件確認されており、昨年九月下旬に通報があったという。全柔連では園田監督と選手の双方から事情聴取。十一月に同監督に始末書の提出を命じ、厳重注意をした。同月二十八日には同監督が当該選手に謝罪した。
その後、女子選手十五人の連名で園田監督やコーチの暴力行為やパワハラを訴える文書が日本オリンピック委員会(JOC)に届いていたことが判明。全柔連は園田監督を再聴取し、今月十九日、園田監督と別のコーチ一人に戒告処分を言い渡したという。小野沢専務理事は「本人は深く反省しており、行きすぎたと認めている。今後一切しませんと言っているので、その言葉を信じている」と処分理由について語った。
日本代表は来月から欧州遠征を控えており、園田監督もグランドスラム・パリ大会(二月九~十日)に備え、代表選手とともに同月五日に出発する予定になっている。
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以前に厳重注意してるのに、選手15名から告発って、半端じゃないと思いますね。一般の企業などでパワハラやセクハラの厳重注意を受けて、もう一回やって、今度だけよ、ってあり得ますかね。