大学生が教科書発行…検定合格、高校が採択
工業高校生向けの教科書「電気基礎」を作成、発行した山下明さん(大阪市立大で)
大阪市立大工学部4年の山下明さん(21)が、工業高校生向けの教科書「電気基礎」を作成した。
1947年に現行の教科書検定が始まって以来、大学生が個人で教科書を発行するのは初という。4月から北海道の工業高校で使われる予定だ。
山下さんは、自分が工業高で使った電気の教科書が分かりにくいと感じ、「生徒の視点で、分かる教科書を作ってみよう」と思い立った。大学2年だった2010年春に執筆を開始。まず思った通りに書き、それを高校時代のノートや他の教科書と照らし合わせた。教科書に多い「~だ、である調」でなく、「です、ます調」で親しみやすい表現を心がけたという。
既存の教科書は600ページ程度だが、153ページに内容を絞り込み、同年秋に文部科学省の教科書検定に申請。翌11年9月、検定意見で「35日内に101か所の修正」を求められたが、再提出で無事に合格した。自費で800冊を印刷し、全国の教育委員会や工業高校へ配布したところ、北海道の旭川工業高に採択された。
(2013年1月28日16時55分 読売新聞)
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内容を1/4に絞り込んで、しかも分かり易くしたのは偉い。
事実の列挙の方が安易なんですよね。僕の時代の有機化学がそうでした。