「イタリアの忠犬ハチ公」毎日ミサに 市民ら感動

 【ローマ=共同】イタリア南部プーリア州サンドナーチ市で、飼い主の死後、毎日のように教会に通う犬のトミーが市民の感動を呼んでいる。ハリウッド映画にもなった「忠犬ハチ公」のようだと、地元メディアもこぞって取り上げている。

 一人暮らしだった飼い主のマリアさんは昨年十一月、五十七歳で死去。犬好きで、世話をしていた野良犬の一匹が十二歳のジャーマンシェパードの雑種、トミーだった。トミーは散歩や買い物に行くマリアさんの後をいつもついて回っていた。

 トミーはマリアさんの葬儀の日に葬送の行進に加わり、教会でもひつぎのそばを離れなかった。その後はミサを知らせる午後五時の鐘が鳴ると教会に行き、祭壇の前に陣取るように。人懐っこいトミーは人気者になり、市民が餌や水を与えるようになった。

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涙ぐましいですね。ふと小さい頃読んで涙を流した「フランダースの犬」を思い出しました。