データ野球って簡単じゃない、風の便りから、ミクシ日記 | 馬頭観音のブログ
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田坂広志 「風の便り」 特選 第73便
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「情報化」の逆説
プロ野球・ヤクルトの監督時代に、
「データ重視の野球」を掲げてペナントを制し、
西武とのシリーズで日本一に輝いた野村克也氏が、
後日、テレビの番組に出演したとき
語った言葉が、印象に残っています。
監督、ヤクルト優勝の勝因は、やはり、
「データ重視の野球」ですね。
このインタビュアーの質問に対して、
野村監督は、憮然とした表情で、こう答えました。
「データ重視の野球」ということならば、
いまどき、どこのチームも、
多くのスコアラーを派遣し、
大量のデータを入手して、
徹底的に分析していますよ。
肝心のことは、
その膨大なデータ分析結果の中から、
次の試合に勝つためのポイントを、
いくつかに絞って掴み出すことです。
そして、そのポイントを、
それぞれの選手の個性に合わせて、
これとこれ、といって
分かりやすく伝えてやることですよ。
この野村監督の言葉は、
「情報化」についての
一つの逆説に、気がつかせてくれます。
「情報化」によって、
我々の「思考」は、決して楽にはならない。
それは、我々に、
ますます深い「智恵」を求めるからです。
2002年7月11日
田坂広志
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情報を使いこなすことが出来ればいいんですね。情報がいくらあっても。

