団塊世代が引退したら、日本は変わるのか?
(東洋経済オンライン 2013年01月07日掲載) 2013年1月8日(火)配信

『10年後に食える仕事 食えない仕事』。仕事の未来をマトリックスで4分類している。
過去10年、日本の仕事をめぐる状況は様変わりした。

インド、中国では毎年数百万人単位でハングリーな大卒者が誕生。また、ネット・通信環境が 大きく改善したことで、定型業務やIT開発を新興国へアウトソーシングできるようになった。仕事の枠を日本人同士で争っていればよい、という時代は終わった。さらに、人口減少に伴う国内マーケットの縮小も追い打ちをかけている。

これから日本の仕事はどう変わるのか? 10年後にも食えるのはどんな仕事なのか。当連載では、ベストセラー『10年後に食える仕事 食えない仕事』の著者であるジャーナリストの渡邉正裕氏が、仕事のプロたちとともに、仕事の未来像を探っていく。

(司会・構成:佐々木紀彦)

――前回は、「成熟社会でも食える4つのエリア」というテーマで対談していただき、「今後は、介護・福祉、教育、住宅、宗教のエリアが有望」という話になりました。ただ、未だに有名企業志向の強い日本で、こうした業界を目指す人間は増えていくのでしょうか。

渡邉:やっぱり大企業から内定もらった人が、友達、親戚一同から、評価されるみたいなのが現状ですからね。

藤原:「財閥系に決まりました」みたいな。お父さんも娘の結婚式が終わるまでは、その肩書きを残してもらうために、ブランド名が冠された関連会社に行きたがるでしょう。日本の財閥好きは本当にすごい。日本で財閥が解体したというのは、嘘だよね。

歴史の本には「財閥解体」と書いてあるけれど、実際は全然そうなっていない。

渡邉:とくに団塊の世代は、そういう価値観に完全に染まっている。それが変わることはないと思う。団塊の世代はあと20年くらい生きるので、それまで日本は、今の価値観から変われないんじゃないですか。

藤原:団塊の世代(1947~49年生まれ)は約800万人いて、その配偶者や前後の世代も合わせると、1000万人ぐらいになる。その人たちがあと2年で65歳以上になるでしょう。この1000万人の人たちが、第二の人生をどうすごすかは、ものすごい変化をもたらすんですよ。その変化の中身について私はまだ予言していないんだけど、渡邉さんはどうなると思う?

渡邉:彼らは年金を十分にもらえる世代で、勝ち逃げしている。だから、趣味をやったり、一日のんびり過ごしたり、これまでと変わらず生きていくんじゃないですか。

藤原:私の父親は、団塊世代の上の世代。その世代は、ある程度おカネを持っていても、この10年くらい、ほとんど使ってないんですよ。どこか旅行に行くのも面倒くさくて、孫が行くと言えば付いて行くといった感じ。自分のためにおカネを使わないんですよ。団塊の世代はどう? おカネ使う?

渡邉:使わないですよ。おカネを持っていないと、子どもから見放されるという恐怖心があるんじゃないですか。おそらく墓場まで貯金を持っていくでしょう。

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私は1947年生まれの団塊の世代です。同期の連中で財閥系の重役をやっていた人たちも多いのですが、ネットで見るとほとんど消えているので、相談役とか閑職になって、がっぽり貰った退職金と年金で悠々自適じゃないんでしょうか。私は僅かの年金と講師料で細々とやっていますが、研究はこれからいよいよという感じで充実しています。お金は必要なもの以外はほとんど使わなかったのですが、去年の前半に出会い系サイトにはまって850万無駄がねを使い、定期預金無しです。月々の支出は9割方クレジットなので引き落としの前にやばそうなときは息子から借金しています。でもきれいさっぱりして、数学の方でドカァ~ンと頑張ろうとひそかにねらっています。