太陽光発電、施工ミス続出…急速普及で人材不足


太陽光発電工事専門校で熟練工からパネルの設置方法を指導される研修生たち(埼玉県川口市で)

 太陽光発電パネルを住宅に設置する施工時に、屋根を傷つけて雨漏りするなどのトラブルが相次いでいる。

 パネルの急速な普及に対し、技術力のある人材が育っていないことが原因だ。このため関東圏の約150の工務店が独自の「専門校」を設立して人材育成に乗り出したほか、メーカーなどで作る団体も技術力を認定する制度を創設した。

 「パネルを設置した時に屋根を支える重要な木材に穴を開けられた」。九州南部の男性(30歳代)は今年5月、こんな苦情を国民生活センターに電話で訴えた。業者側は施工ミスを認めて修理するとしているが、家の耐震性まで損なわれていないか不安だという。

 同センターによると、パネル設置を巡るトラブルの相談件数は、2009年度までの20件以下から、10年度は32件、原発事故後の11年度は45件へと増えた。今年度も11月までの8か月間で31件に上っている。「設置してまだ1年のパネルが強風で吹き飛ばされた。施工業者と連絡がつかない」(近畿地方の30歳代男性)といった深刻な事例もある。

 住宅用の太陽光発電パネルは、東京電力福島第一原発事故を機に急速に普及した。大手パネルメーカーや電力会社など148社・団体で作る「太陽光発電協会」によると、11年度の補助金申請は23万5817件と、前年度比で約3割増え、今年度も4~9月で12万7789件と過去最高のペースで推移している。

 一方でしっかりした施工の技術力を持った人材の育成は進んでいない。一般家庭の屋根に載せる標準的なパネルの重さは約400キロ。パネルの設置自体は電気工事士の資格があれば可能だが、屋根の構造も理解していなければならない。

(2012年12月14日14時33分 読売新聞)

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この大事なまたとないチャンスにねぇ~。。。