愛知大理事長を告発 資金運用 数十億円損失か
2012年11月22日 東京新聞朝刊
大学の資産運用規定に基づかずにデリバティブ(金融派生商品)取引を行い、多額の損失を与えたとして、名古屋市の弁護士二人が二十一日、愛知大の佐藤元彦理事長・学長(54)を背任の疑いで名古屋地検特捜部に告発状を提出した。
告発した辻巻真、安江正基両弁護士によると、佐藤理事長は二〇〇七年~〇八年七月、経営担当の副学長で資金運用を担当。大学に財産上の損害を与える恐れがあると知りながら、〇七年十二月~〇八年一月、極めてリスクの高い金利スワップ一件と通貨スワップ二件の取引を契約し、解約や担保提供で大学に損害を与えたとしている。
両弁護士は、大学の複数の教職員から依頼を受け、十月に大学に内部通報したが、公益通報者保護法に定める二十日間を経ても調査するとの回答がなかったという。
関係者によると損失額は数十億円に上る疑いがある。既に複数の学部の教授会で問責決議が出たが、佐藤理事長は明確な回答をしなかったという。
愛知大は〇八年秋のリーマン・ショック以降、通貨スワップ五件の解約により、百十八億円の損失を出した。このため今年四月に名古屋市笹島地区にオープンした新キャンパスの計画を縮小したり、一部建物の完成の延期を余儀なくされた。
愛知大広報課は「理事長は不在で、事実関係を確認しており、現段階ではコメントできない」としている。
=================================
やっちゃいましたね。