Natureが報じる「減り続ける日本の若手研究者と、低下し続ける日本のサイエンスの生産性」

要点は

1.過去30年間で大学教員全体の人数は50,000人から63,000人に増えたが、35歳以下の若手教員の人数は10,000人から6,800人へと大幅に(30%以上)減った

2.40歳以下の大学教員数が減り続ける一方で、45歳以上の人数は増え続けている。また60歳以上の人数も増え続けている。

3.同時期に日本のサイエンスの生産性が低下していることを関連付ける識者の声もある(2006年から2010年にかけて論文発表数はイギリスでは12.7%、ドイツでは15%伸びたが、日本は逆に4.3%減った)

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ところで、日本の大学教員の若手が減り、60歳以上が増加していることですが、これは定年の延長(東大は60->65,他の今まで63の処は大概65)されたことが大きいと思います。それと教員の総枠は最近は減ってきているので、年寄りが増えれば必然的に若手採用がかなり減るという寸法です。もう一つ予算減により非常勤を増やして常勤を減らしていることもあると思います。ここで言う大学教員は多分常勤じゃないかと思いますが、増えたと言っても数学では情報関連など応用数学者は増えていますが、純粋数学者は減っているはずです。それと国公立教員だけでなしに、あらゆる私大も含めてですからちょっと私には分からない面があります。数学関係で言うと、私見では純粋数学の重要性は認めるものですが(私も純粋数学を主として研究しています。非常勤教員ですが)若い人が数学=純粋数学と思い込んでいるとしたら、大学に潜り込みにくく、従ってどうしても論文生産性は下がると思います。常識から言えば。個人的には別に大学のポストに就かなくても研究はできます。ただし何かは犠牲にしないといけないと思いますが。