1991年のイラク戦争、2001.9.11の同時多発テロ、それ以降から2005.10 迄のアメリカを中心とした各国の対応が鋭い切り口で総括されている。
テロには話し合いによる解決は出来ない。
アメリカは中東を民主化しようとしている。
民主主義国間での戦争は今までに起こっていない。
等々ブッシュの目論見が見えてくる。
これが書かれた頃は9.11がアメリカのやらせだと思っていた人は少数だったと思う。最近は私も含め、その後の様々な、主としてネット情報などからアメリカ人でも大半はやらせを認めているようだ。とにかく、おかしなことが多すぎで、やらせと考えれば全ては納得できる。
テロには話し合いで解決しない。それはその通りで、それがテロというものだ。では何故テロなど起こるのだろうか。一方的な都合による議論の押しつけで、反対派の話し合いを封じたことがテロを生んでいるケースが多いのではないか。だから話し合いは成り立たないことを嫌という程知っているからテロが起こるのが普通である。狂信的な支持者の少ないテロはさておいて。おっかさんが自爆テロなど普通はしないものだ。
民主化が唯一の正義だろうか。少なくとも不完全な代物であることは、当のアメリカを見ていれば分かる。たとえ方向としては妥当なものであっても、他所の国に無理矢理押しつけるというのが民主化というものの基本になっている考えからずれているのではないか。もし何らかの障害で大多数の国民が民主化を望んでいるのに民主化できないと仮定しても、もうちょっと別のやり方があるのではないか。
民主主義国間の戦争は今まで起こってないそうであるが、アメリカ式の民主主義(アメリカはそれをグローバルスタンダードと言っているが)を浸透させて、やはり自由貿易というグローバルスタンダードを根拠に、経済戦争でぼろもうけをするのがアメリカの目論見であろう。
それと、アメリカはずっと儲かる戦争がありゃしないかと、世界中に目を光らせているらしい。10年ごとに兵器産業の在庫があふれるので、大体10年ごとに在庫減らしのドンパチをやっているというのも事実にあっているようだ。
とにかく、アメリカの言うことを鵜呑みにしたらえらいことになる。日本はその一例であると私は思う。それはまあ自己責任といえば言えるが、民主主義が日本には根付いていないからともいえる。国のあり方は難しいことであるが、自分たちで考え選ばないといけないということになる。