遠山啓(1909~79)数学者ー>算数・数学教育者。

彼は算数の計算における水道方式の大体をあみだした人である。彼はリベラルな人なのだが、日教組とつながっているかに文部省に思われ、水道方式も蛇蝎の如く嫌われていたが、現在の教科書はマイルドな水道方式みたいなのを経て、今ではどうしようもない形骸的なものになっている。

岡潔も水道方式が嫌いだったようだが、よく調べずに感情的に反発したように思われる。私は計算に関しては本質的には優れたものであると思う。
ただし幾何に関しては思いつき的な折れ線の幾何というのを提唱している。私事で恐縮だが、私は計算に関しては水道方式を改良し、幾何に関しては私なりのものを確立し、原稿を書いたが、残念ながら出版の引き受け手は今のところ無い。

横道にそれたが、この本は様々な人の教育に関する質問に何回か手紙をやりとりしたものを集めている。著者の意見は至極もっともだ。当時は極論であり、当時より酷くなった教育の現状では今なお極論であるが、全くの正論である。

私は私塾を将来開こうかと思っているのだが、大学を定年でやめて、私塾を開いた著者の友人との往復書簡もあり大いに参考になった。

数学が出来ないとか、学校の勉強が面白くないと言っている子供を持つ親必見の書である。ただし子供を一流大学にやり、一流会社にやろうと勝手な構想を持って、子供を叱咤激励している親はよまんでよろし。ただし子供が、親がどうなるかは自己責任ですからね。


去年から私塾生第一号がおり、主にメールやブログのコメントでやりとりし、長期休暇などにうちに来てもらうことにした。昨日2度目の拙宅スクーリング?でした。