著者(1930~2007.5.24)については最近まで全く知らなかった。小説はほとんど読まないもんで。

最近、「日本の古本屋」でこの本以外に、「魚の泪」「胡弓を弾く鳥」「浦安うた日記」を買った。何か彼女に関する情報が入って、題名の面白そうなものを買ったのだろう。全く記憶なし。

標題の本はみな子(奈児)が夢うつつの中での文学的なうわごとをご主人(杜詞)が相手をしながら筆記したものらしい。

著者の文学的な素養と現実と夢が渾然と一体になっていて、これも一種の文学作品であろう。私は寝る前にベッドで少しずつ読んだ。この本に最もふさわしい読み方であるように思った。

残りの本が読みたくなったのだが、正月休みでしょうな。