ノーベル賞は0から1を生み出した人に与えられるそうです。田中さんが1を生み出したんですが、そのあたりのことで1を100にした人や100を10000にした人もいて、何で田中だぁ~というようなこともあったようです。

それと田中さんは電気回路を東北大学で勉強して、電気会社に就職したくてテストを受けたのですが、もの凄い上がり症で、マクスエルの方程式を忘れて書けなくてアウト。結局島津製作所に入って成功した訳ですが、化学中心の仕事で、化学については最初高校程度の知識しかなかったそうです。それも良かったみたいです。常識にとらわれなかったということで。

発明したことは、巨大分子(高分子よりもっとでかい)の質量測定が出来るようにしたこと。そのきっかけは、1種類の試薬を使って実験をやっていたとき、間違って2種の試薬を使ってしまった失敗を、捨てるのももったいない(試薬は結構高いもので)ので実験をやってみたら、4つの偶然が重なって成功につながったそうです。

この本は、講演やインタビューの依頼が余りにも多く、好きな仕事ができないので、この本を読んでもらったら分かります、ということで書かれたそうです。いい方法ですね。