製造業と農業は本質的に違うものなんですね。
日本の土地に根を下ろして、ゆっくりゆっくり、果樹など時には孫の代になって収入になる、というような…だから単純に経済性で何でもあーじゃ、こーじゃ、というのは間違いですね。
目に見えない農業の経済効果として、治水的なもの、食の安全性、気候や風景を穏やかにするなど、色々あります。
雨が降ると、地面にも吸い込まれますが、大部分は川から海へ直行するんですが、田んぼがあると貯水池のようにダムのように水を貯めるんですね。ですから田んぼが無くなって、地下水が出なくなったところもあります。
日本の農業の有利な点は産地と消費地が混在していることで、地産地消すれば、運送費もかからず、顔の見える農業になり、新鮮で美味しい旬のものが食べられるということです。