大分以前にベッドで寐ながら読書していたのに、面白くなくなったのかそのままになっていた。

ところが最近猫がさずかって(神様にお願いした。以前飼っていていたまーちゃんという猫が大分以前に老衰で死んだ。あの幸福な日々が忘れられなくて)、今では親猫になった姉妹とその子猫4匹、計6匹とおともだちで、また読み出したら俄然面白い。

猫はある意味人間よりたましいの面で高度なものを持っているな、と思わされる。だから猫をテーマにした書物も多いようだ。100万回生きたねこ、なんてよろしいな。

この本はその種の本についてコメントした本である。著者は当然猫好きであろうと思っていたら、無関心とのこと。ただ猫からは好かれるらしい。ピリピリしたところが全くなく、ふんわかしているのが猫に警戒心を抱かせないのでしょうな。 この人にかかると理由は分からないが、不思議とクランケは治っていくらしい。人間もやっぱり猫と同じように感じるのだろう。多分。

最後の方にちょっと辛口のことが書いてある。曰く、

現代では「人でなし」であることは、それほど恥でない。一般に最も恥とされているのは「オカネなし」である。それは、この世で、人でなしでオカネありの人が、尊敬されたり、出世したりしているのを見れば、よくわかる。

言えてますな。