★ 02.6.15 「不思議な等式」 (出典:「古事記数霊解序説」岡本天明、思兼書房)
  
 言霊(ことだま)というものがあることを知っている人は多いであろう。上代に、言語に宿っていると信仰された不思議な霊力で、我が国を「言霊の幸(さき)はふ国」と美称したことは、いかに昔の人が言霊を大切にしていたかを伺わせる。数霊(かずたま)とは西洋の数秘術みたいなもの(単純に言えば7がラッキーナンバーであるというような)に対応するもので、言霊とも深い関係にあるらしいのだが、要するに数にも不思議な霊力が宿っているという考えである。言霊、数霊を上代の人は強く意識していたらしく、標題の本は古事記に秘められた数霊を解明することによる、古事記解釈の本だったように記憶する。要するに書いてあったことはすっかり忘れてしまったのだが、次の等式だけははっきり覚えている。


   1+2+3+・・・・+35+36=666


36は言霊的に言うと弥勒(ミロク、マイトレーヤ)で、666も6が3つでミロクで、666は無論ヨハネの黙示録13章18節、「ここに、知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そしてその数字は六百六十六である。」というあれである。それではその人って何かわからないから16,17節を引用すると「また、小さき者にも、大いなる者にも、富める者にも、貧しき者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々に、その右の手あるいは額に刻印を押させ、この刻印のない者はみな、物を買うことも売ることもできないようにした。この刻印は、その獣の名、または、その名の数字のことである。」とある。


 弥勒は釈迦の死後56億7千万年後に現れるという未来仏で、釈迦の救済しそこなった人を救済するという。全員救済説と、釈迦が救済しよう、救済すべきであると考えた人だけ救済するという二説あり、後者であればキリスト教の考えと一致する。弥勒は元来釈迦より先に出現するはずであったが、天界でちょっとミスをしたためとか、釈迦の修行がモーレツであって追い抜かれたとか色々説があるが、とにかく釈迦が先に世に出ることになり、弥勒は今天界で修行して時期の来るのを待っているということらしい。56億7千万年後というのも66億6千万年後といってもいいし、明日といってもいいような、いつくるかわからんから、ちゃんと心を常に正しいにしとりや、ということであると思う。


 黙示録の666を指す人の名は、今まで暴君ネロだとか色々言われてきたが、私は弥勒のことだと思っている。黙示録数霊解珍説とでもしておこう。