次に、「レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニックによるショスタコーヴィチ交響曲
第5番(SMJ(SME))」いってみようか。これは評論家、一般のリスナーの評判が高い。この曲の評価
としては、最有力候補(将に鉄板)である。また、1979年の東京文化会館でのライブ盤であること
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要素としてプラスになっているようだ。確かに良い演奏だ。直接魂に迫ってくるような気迫とライブなら
ではの臨場感が感じられる。でも、実を言うと、これよりも約20年前(1959年)のソニーレコードのスタ
ジオ録音盤の方が私は好きだ。若々しさもある反面、かなり緻密に注文を付けて(単なる想像です
けど・・・)丹精に演奏している感じがする。バランスが良い。若き日のバーンスタインの才能が輝いて
いる感じを受ける。バーンスタインはショスタコーヴィチと相性が良い。また、マーラーも相性が良い。
恐らく、ハイドンとは相性が悪いと思う。やはり思想や考え方、人生観に共通点があるのかもしれない。
調べてみると、同じユダヤ系であるマーラーの演奏の際に、「自分で曲を書いたような気がしてくる」と
言うほどであったらしい。バーンスタインらしく陽気で自由な発想で微笑ましい限りだ。
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次に、ゲルギエフ指揮キーロフ歌劇場管弦楽団の演奏だが、これは実に不思議な感じがした。他の
 
オーケストラとは明らかに響きやバランスが違う。何故かフランスのオーケストラのような独特な個性が
 
感じられる。何ともいえない魅力がちらっと見え隠れする反面、全体の完成度として秀でているかと
 
言えば、申し訳ないがそうでもない気がする。どうもオーケストラの絶対的パワー不足のせいの様な
 
気がするので、是非、名門オーケストラとの競演で聴いてみたいと思った。ゲルギエフも一時期に
 
大ブームを起こしたが、申し訳ないがどうも最近はさっぱりな感じだ。どうしているのだろうか?
 
話が逸れるが、ロシアを代表するオーケストラとくれば、レニングラード・フィルだろう(現在、サンクト
 
ペテルブルク・フィルと改称されている)。ムラヴィンスキーの指導による緊張感溢れる引き締まった音
 
が信条だと思うが、テミルカーノフに移り、楽団の雰囲気や演奏スタイル、個性が一変したのでは
 
ないか?実は、テミルカーノフに興味を持ち、サンクトペテルブルク・フィルとのCD(チャイコフスキー
 
交響曲第5番、ショスタコーヴィチ交響曲第5番、祝典序曲・・・等)を聴いてみた。感想は??うう~ん
 
・・・という感じだ。申し訳ないが、溜めが弱く盛り上がりに欠けるし、主張が弱くあっさりとし過ぎて
 
魅力や緊張感が薄い・・。たぶん、もう聴かないだろうな。特に祝典序曲の速さといったら驚く。えっ・・
 
こんなに速く演奏しちゃうの?と戸惑った。ムラヴィンスキー“将軍様”が聴いたらどう思うだろうか?
 
少し恐い気がする。(その4に続く)