ミスタービーンの映画と言えば、「移動中の飛行機で見るもの」という印象が大きい。特に中国での国内
線では、ジョークのももドッキリカメラ等とともによく機内放送に使われていた記憶がある。この手の映像
は言葉が判らなくともそこそこ楽しめるという意味で航空会社の安心感は高そうだ。先日、HBOかSTAR
MOVIESで何か面白い映画はやっていないか調べようとチャンネルを探していると、ふと、見慣れた滑稽
なおじさんが出てきた。「懐かしいな、ミスタービーンじゃないか・・」と、暫くぼう~っと見ていた。どうも舞
台はヨーロッパの様だ。周囲の人がフランス語を話しているように聞こえる。勿論、英語字幕が画面下に
映し出されているが、いつものTVドラマとは少し雰囲気が違う。短編のコメディーにしては、展開が遅い
な・・・と思い、番組のタイトルを見ると、「Mr.BEANS' HOLIDAY」と書かれてある。知らんな~。でも劇場
用映画には間違いない。まあ、見てみるか・・と見始めたが、結局、最後まで全部見てしまった。映画の
感想としては、やはり、不思議な映画だな~ってな感じかな。予測がつく展開も多く、予想した落とし所
と展開があっているかどうかを確かめながら見ている自分がいる。ストーリー自体は簡単明瞭、演技は
基本「くさい・・・」。関西でいうところの「こてこての吉本新喜劇のギャグ」に近いかもしれない。素直な
純粋な発想を持ち、じっとしていられない好奇心旺盛な主人公の奇想天外な行動が、不思議と心を
和ませてくれる・・・と言えば聞こえは良いが、全体的に過去のTVドラマの時のような毒がない感じが
する。主人公もおっさん臭くなったなあ・・・という気もしたが、これは私も同じ・・・?展開も劇的さがなく、
極めて平凡な感じに写る。これはフランス映画を意識した作りのように思える。技術的なことを言えば、
カメラアングルは正直甘いし、カット割りも良くない。また、ハンドカメラの映像が多く、乗り物に弱い人
は結構酔いそうだ。でも、些細なことはどうでも良いよねと思わせる「優しさ」がある。

見せ場は何か?と言われると、正直ない!見た後のほんわか感であろうか?自分の感想を言えば、
内容の割に大げさなエンディングだな・・って感じかな。そうだ、WEBでこの映画のことを調べてみようと
思い、検索すると、タイトルは、「Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!」と出てきた。日本ではそんなタイトル
なんだ。2007年の作品か、結構古いんだな・・。映画を見た人の感想を見ると天地両極端な感じだ。
そうかもしれないね。この映画は、「純粋さ」を受け入れられない人には支持されないだろうね。
