移動中の車の中から黒い飛行物体が見えた。ええっ・・何だろう・・・・。最初、ぱっと見は、
鷹か鷲みたいに見えた。だが、やたらと全長が細長い。見方によると矢鴨にも見えなくも

無い。眼を凝らしてみて見る。飛ぶスピード
が遅く、どうも必死でもがいている様に見
える。もう少し良く見ると、孔雀であること
が判った。今、孔雀が飛んでいるのは高さが
7~8M位の高さである。現在私が車で走って
いる道路は新しく林を切り開いて作られた
道路で、開通して2週間ぐらい経ったばかり
ではなかろうか・・。道幅は20M位は優に有る。
そもそも、最初見た時点で、孔雀に見えなくも無かったが、まず、こんなに高く長くは
飛ばないだろう・・という判断が脳裏をかすめ、その時点で選択肢から一旦外された。
しかし、結局辿り着くところは孔雀だった。雇いの運転手も目撃している。ところが、
これを日本人スタッフや日本にいる本社
社員に説明しても信じてくれないのだ。
「またまた、盛り上げようとして・・」
「そんな飛べるはずありませんよ,違う鳥
ですよ!」
って感じだ。悔しいな・・・。でも、本当に孔雀なんだから、何とかして裏を取ろうと
考えた。WEBで「孔雀 飛行距離」と検索を掛けると、色々な情報が出てきた。基本、
孔雀は飛べるらしい。私が見たのは尾が長い雄である。話はそれるが、人間の世界だと、
着飾るのは女性だが、鳥や他の動物の世界では、雄の方が派手できらびやかなものが
多い。孔雀もその類であり、雄は大きく鮮やかな飾り羽を持ち、それを扇状に開いて雌を
誘う姿が有名だ。この鳥が飛ぶ姿は確かに想像し難いが、WEBには「(運がよければ)
優雅に飛んでいる様を見ることができる」ともある。でも、私が見たときは、息も絶え

絶えで、上下に浮き沈みしながら、浮いているのに必死・・という感じであった。関西圏に
住んでいたこともあるので、そうだ、「小豆島の孔雀園」というのもあったな・・・と
思い出し、検索してみると、「孔雀の飛行については、孔雀を無理やり飛行させると羽が
痛むとかで動物愛護団体からのクレームが付き、現在は飛行させていないとの事です」
という旅行者の報告が書かれてあった。やはり、孔雀にとっては飛ぶことは大変なこと
なのだろう・・・。生息域は、中国、東南アジア、南アジアに分布するようだが、サソリ等
の毒虫や毒蛇類を好んで食べるため益鳥として貴重がられているらしい。見ると美しく
きれいだが、結構「タデ好き」らしい。また、孔雀と来ればPeacockと思っていたが、
実はPeacockは雄を指し 雌は Peahenという別の呼び方らしい(無知丸出しだな・・)。
更に言えば、豚(Pig)を見た時に、間違えて「Pork, Pork!」といったら「そんなに腹が
空いているのか?」とアメリカ人に笑われたことがある(これまた、お恥ずかしい
話で・・)。いやあ、勉強になった。それにしても何と濃い二日間であったことか・・・。
