さて、このコーナーも千秋楽を迎えることとなった。先に、会社の永年勤続表彰で得た特別休暇を使い
家内と2人で11月にグアムに旅行に行った。という話をした。この時は、関西圏に住んでいたので、
往復共に関西空港の利用であった。グアムから関西空港に到着したのは11月15日である。飛行機を
降りて、入国手続き場まで歩いていると、前に背の高い大男がいる。歩くのが遅いなあ、邪魔だな・・
と思ってみると、どうも老いた母親を気遣っている様だった。しかも、よく見ると、何と、指揮者の
佐渡裕先生ではないか。これには、驚いた。サイン貰おうか、写真撮ろうか・・・とも考えたが、
お母さん(つた子さんというらしい)と女性(娘さん?付き人?もしかして奥様?)と一緒だったので、
声は掛けないことにした。そういえば、飛行機に乗り込む時にビジネスクラスに大きな男性が居るな
とは思っていたが、佐渡裕先生だなんて全く考えても居ないので、あまり注意して見てはいな
かった・・。今は売れっ子なので、超殺人的スケジュールにも拘らず、時間を見つけての親孝行か・・
偉い!見習いたいものだ。
佐渡裕先生の本やCDはこまめにチェックさせて頂いた。コンセール・ラム
佐渡裕先生の本やCDはこまめにチェックさせて頂いた。コンセール・ラムルー管弦楽団を指揮した「イベール管弦楽曲集」
(NAXOS)が初めて買ったCDだ。絶対的な迫力や臨場感
が強い訳ではなく、少し幻想的な、フランス楽団の演奏
らしい内容となっている。フランス人は基本、自己中心的
なので、オーケストラとしての一体感を持たせるのは難し
そうだ。中国に駐在している時にフランス人と仕事を
することがあったが、やはり個人志向が強く、中々意を曲げず手強かった印象がある。このCDだが、
当初、自主製作で録音され、それを聴いたレコード会社から発売される事になった「いわく付き」の
作品である。ちなみにナクソス・レーベルで発売されたCDの中でもっとも売れたという大ヒットCDで
ある。まあ、このセリフに釣られて買ってしまいそうな感じがしなくも無い。
一方、ブラスの祭典といった吹奏楽のCDも数多く出されている。ブラスの祭典シリーズは、新しい曲
に拘らず古い曲も大切にした結構良い内容となっているが、「ブラスの祭典3」にある「シンフォニア・
ノビリッシマ」が特に良い。最高の出来だ。素晴らしい!

書籍については、「僕はいかにして指揮者になったのか」(新潮社
OH!文庫)が面白かった。自分の生い立ちから現在までを、各種の
音楽コンクールの経験や師匠バーンスタインとのやり取りなどを
交えながら愉快に前向きに書かれており、読んだ後には、「自分も
頑張らんとあかんね!」と思うことだろう。しかしながら、小澤征爾
先生執筆の「ボクの音楽武者修行」(新潮出版)と全体構成や
書きっぷりが似ているため、二番煎じ的な面は否めないけど・・。
