さて、本題の精度検証に移ろう。このテストでは楽譜を替え、「The Entertainer」を用意した。
 
なぜこの曲を用意したのかというと、完成したデータを演奏させることを前提としているので、好きな曲が
 
良い。また、精度を評価する為に十六分音符がある程度有り、#/♭もやや複雑に入り組んで、途中、
 
転調する曲を選んだのである。結果は、PDFの画面とデータ変換により出来たデータを別のソフトで楽譜
 
に変換したものをスクリーンショットしてみた。
イメージ 1
 評価だが、想像した以上に精度は良かったので、実用的!と思われたが、苦手な部分も明確と
 
なった。
 
①タイがある部分では、五線紙と区別が付きにくく誤認識する。
②一部のデータは音程を誤認識している。
③一部のデータが歯抜けとなっている(表示した画像中には無い)。
④音長を読み間違えたり、タイが追加されたりして、例に示した通り、八分音符が四分音符になっている。 ⑤右手の音符が左手用の音符として認識される。 
ざっとこんな感じだ。
 
ただ、PianoやForteも認識され、ベロシィティーなどは変換された音符データにある程度反映される点は
 
良い。実は、これ以外にも、スコア楽譜(29段程度の指揮者用のフルスコア)、手書きのスコア等での
 
テストも行ったが、結果は芳しくなかった。どちらも使えるという代物でなく、全く駄目な感じだった。
 
弦楽器のみの12段程度の指揮者用のスコアでも誤認識が大きかった。スコア楽譜は半分ずつ拡大
 
コピーして読み込ませる方が認識精度は高そうである。認識の難しい曲をテストすると、その経過
 
時間も半端でなかった。弦楽器のみの12段程度の指揮者用のスコアの場合、認識作業の時間と
 
共に所要推定時間が長くなり、5分間経過した段階で45分間程度まで延びてしまったので、認識作業
 
を中断せざるを得なかった。結構厳しいな・・・という実感である。
 
  最後に、若干修正はしたものの、データ変換した曲を先に紹介したMusic Trackの私のコーナーに
 
アップしてみた( http://musictrack.jp/musics/47045 )。あえて間違ってデータもそのままにして
 
いる部分もあるが、結構聞けると思う。編集ソフトはSSWLite7、Reverb/Chorus/Delayだけを修正した
 
だけの素データである。これは聞くための最低限の環境つくりと思って頂いて結構である(Velocityや
 
GTは未修正) 。総括だが、ピアノ楽譜程度は実用的だが、オーケストラのフルスコアはお手上げ
 
という感じだ。精度を上げる工夫をして引き続きチャレンジして行きたいと思っている。
 
【楽譜はこのサイトからダウンロードできます。興味ある方はどうぞ!】