音楽ソフトを新規に導入した。「した」とは言ったが、まだ、操作法を完全に把握していない駆け出しの
状況なので、少し申し訳ない感じがする。導入したのは、MUSITEC社の「SmartScore X Pro」という
OMRのソフトウエアだ。OMRというと分からない人も多いだろう。皆さんはOCRならご存知かと思う。
光学文字認識(Optical Character Recognition)のことで、スキャナーで読み取った文字をデータ変換
(テキスト変換)することを指す。これに対して、マークシート読み取り(Optical Mark Recognition)もOMR
であって、これも広く使われている。今回の 「OMR」とは「Optical Music Recognition」のことである。
雑に言えば、楽譜(おたまじゃくし)をMIDIデータに変換すると思ってもらえば良い。
趣味で音楽をやっている場合、データの入力はハンド入力のケースが多い。無論、腕の良い人は
キーボード等で演奏してデータ変換する事も可能である。最も簡単なのは、出来合いのデータを購入
すればよい。現在、ヤマハのオンラインサイト等では、MIDIデータをダウンロードして購入する事が
可能であるが、悲しい事に、自分の欲しい曲が揃っている訳ではないので、マイナーな曲、古い曲、
吹奏楽の曲などは、自分でデータ作成する他ない。ところが、所謂「打ち込み」という作業は地味で
根気のいる作業なのである。最近は乱視と近眼の上に遠視まで加わったようで、非常に眼が疲れる。
マウスで音符を貼り付けてのデータ入力が辛くなってきた。そこで、OMRの導入なのである。
「本当に精度はでるのだろうか・・・。」これが最大の関心事である。海外にいることもあり、英語版で
の導入だが、マニュアル自体が膨大で、ちっとも読む気になれない。スタートアップマニュアル
(といっても89頁もあるが・・・)をさっと眺めて、いざ、試行錯誤である。デモのデータを見る限り、
精度が高そうだが・・と、まずは手始めにPDFのきれいなデータを用意してソフトで認識を試みてみた。

全5頁のピアノ楽譜(写真左側、PDFファイル)である、見るからに問題なさそうなサンプルを用意したにも
拘らず、全頁エラーとなってしまった。Oh, My God! 何回も試みるが駄目・・・。試しに、附属のデモ
楽譜を読ませると、なんともあっさり認識するではないか。うう~ん。参ったな、自分で用意したピアノ
楽譜の方が、附属のデモ楽譜より遥かに綺麗なのに・・・。楽譜を見ていて、ふと余白の広さの違い
に気が付いた。もしかして、余白が少な過ぎるのか?試しに余白を若干大きくした楽譜(写真右側、
TIFFファイル)をつくり、同じように読ませると、何とあっさり認識した。どうも境界がはっきりせずに
ソフトが困惑したようだ。案外脆いな・・・。少し、がっかりである。
肝心の読み取り精度はどうなのだろう。 それは次回だ!(続く・・・)。
