マリリンが書き綴ったノートや身近にいた人たちの証言を、数人の女優や俳優が朗読し、彼女の本質を解き明かすという手法。

見終わったあと、なぜか透明な空気感が残り、マリリンが「私を理解してくれた?」と優しく笑いかけてくれたような気がした。

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この作品は、女優としてどうのし上がったか、結婚生活はどんなふうだったか、幼少期の生い立ちなどを、かなり綿密に描いていて、他のマリリンを扱ったドキュメンタリーより秀逸。

そして、彼女が感じていた孤独や悩みは、生きていくうえで誰もが感じていることであり、共感する部分が多い。

例えば、よい仕事をしたい、成長したい、いろいろなことを吸収したい、バカに見られたくない、幸せになりたい…といったこと。

死の直前、彼女が信じていたのは、自分自身でも神でもなく、宇宙であり、宇宙に祈りを捧げていた事実まで知ることができた。

私自身、精神が安定している方ではないので、弱っているときは彼女を遠ざけるようにしているのだが、やはり気になって立ち戻ってしまう存在。

今日も弱っていて、観ることに躊躇したのだが、思い切って観た結果、人生苦しみ抜いた果てには、美しい空のような空間と、透明さが待っているのでは…と救われた自分がいた。

身の周りで起こることを、全てありのままに受け入れていけば、いつか到達できるその場所が待っている。