来たぞ
我等のウルトラマン
≪商品情報≫
発売元:BANDAI SPIRITS
発売日:2022年7月23日
価格:7,700円(税込)
登場作品:ウルトラマン
〈Character Profile〉
地球より遠く離れたM78星雲「光の国」出身の宇宙人。
宇宙警備隊員として「宇宙の墓場」に護送中に逃走した宇宙怪獣ベムラーを追って地球にやってきた際、同じく追跡任務にあたっていた科学特捜隊のハヤタ隊員の搭乗するビートルと誤って衝突した結果、彼に瀕死の重傷を負わせてしまう。
自らが犯した過失に責任を感じ考えた末に、ハヤタと一心同体となり地球の平和を守り抜くことを決意。
以後ウルトラマンとして各地で暴れ回る怪獣や地球侵略を狙う異星人たちとの激しい戦いに身を投じることになるのであった。


2016年より展開されたS.H.Figuartsウルトラマンシリーズの100体目を記念したアイテムとして初代ウルトラマンが「本物感」を追求し骨格モデルを芯にしてヒーローの姿を造形する真骨彫製法によって立体化!!
本編の撮影が進行するにつれてマスクやスーツの傷みが深刻化し、二度にわたってスーツのモデルチェンジがなされており、本商品は番組後半に登場した「Cタイプ」と呼ばれるスーツでの姿を再現したものとなっています。
商品化にあたって、ウルトラマンのスーツアクターを務めた古谷敏さんの肉体を実際に撮影し、3Dスキャンしたデータに基づいてフィギュアの原型を作成。
古谷さん自身も当時の体型にできるだけ近づけるべく、トレーニングで減量した上で撮影に臨むなどかなり気合の入った製作体制が取られ、その甲斐あって完成した商品は本放送時のウルトラマンのイメージに忠実な仕上がり。
スーツに盛り込まれた皺の造形、微笑みを浮かべたような口元部分や瞳を思わせる目の覗き穴のディテールなどCタイプ特有のマスク形状も緻密に再現。


商品開発スタッフの強いこだわりで放送当時の印象にできるだけ近いスーツの質感の再現を目指した結果、胸部・腹部・腰部の三部位には軟質素材を採用。
この商品より前に発売された『S.H.Figuarts(真骨彫製法) ウルトラマンティガ マルチタイプ』に使われた軟質素材の品質があまりにも酷かったために、軟質素材の採用は多くの購入者から不安視されていましたが、本商品に採用されたものはティガと違って良質。
購入日から4年ほど経過した現在においても、ティガで確認されたような塗装剥げや経年劣化による傷みといった不具合は特に見受けられません。
胸部のカラータイマーは差し替えギミックにより、通常状態を示す青色から活動限界を迎えた状態の赤色のものへと変更可能。
2016年に発売された旧『S.H.Figuarts ウルトラマン』から既に導入されているウルトラアーツ共通ギミックではありますが、本商品の胸部に軟質素材を採用したことにより、従来品より格段に交換しやすくなりました。


全高にして約16cm程のサイズ。
ウルトラマンの設定上の身長が40mであることから、丁度1/250スケールでの立体化ということになりますね。
元々のデザイン自体がかなりシンプルであるため、ポージングを妨げるような可動箇所や干渉する部分がほぼ存在せず、本編のようなアクションシーンを思う存分堪能することができます。

旧S.H.Figuartsの時点でもかなりの可動域ではありましたが、真骨彫製法では更に向上しウルトラマンの特徴的な腰を落とした前傾姿勢でのファイトスタイルがより格好良く決まるように!
首周りの可動も良好で頭部がちゃんと上を向くので、前傾させた際に正面に対してしっかりと睨みを利かせることができるようになります。

可動フィギュアの宿命として見映えの点においてどうしても目立ってしまう可動部位の分割。
ウルトラマンのようなシンプルなデザインのキャラクターはよりその問題が顕著となりますが、動かした際にボディラインが極力崩れないように造形されているためか、パッと見た感じではそういった問題点を感じさせない出来映えとなっているように思えます。
フィギュアを後ろから見てもスタイルが良くまとまっており、特にヒップラインが素晴らしい!

劇中で印象的な飛行シーンの再現。
頭部がしっかり上を向くおかげで、ポージングが非常に様になりますね。
長身で手足がスラリと伸びた古谷敏さんのスタイルの良さが一層際立つのが、飛行する際の姿勢ではないかと個人的に思ったり…。
後年の作品に登場したものと比べて、初代ウルトラマンほど美しいという表現が似合うヒーローも中々いないと思います。
ウルトラマンの代名詞ともいえるスペシウム光線はエフェクトと一体成形された専用の手首パーツを使用することによって表現。
エフェクト部分はそれなりに重量があるため、ポージングを取らせた後に右腕に負荷がかかって関節がだれてしまう可能性を考えると、長時間にわたるディスプレイは避けたほうが良いかと思います。
スペシウム光線の話題をする上で欠かせない要素として、右腕に添える左手の指の「反り」が造形にしっかり反映されているのもポイント。
ウルトラスラッシュを再現するための2種類のエフェクトパーツが付属。
ウルトラスラッシュエフェクト(A)はスペシウム光線エフェクトと同じく、エフェクト部分と指先部分が一体成形となった手首パーツによって造形。
ウルトラスラッシュエフェクト(B)は投擲状態をイメージした造形となっており、専用の支柱と台座パーツを使用することによって発射を再現。
支柱は長短と2種類が付属し、ポージングに合わせてそれぞれを使い分けます。
スペシウム光線やウルトラスラッシュ以外にも多種多様な技や能力を駆使して戦い抜いていく姿が描かれるのもウルトラマンの魅力!
価格はかなり値上がりするものの、これらの技をイメージしたエフェクトパーツに加え目やカラータイマーの発光を再現した集光パーツや、60周年記念台座などが付属する等より充実した商品内容の『S.H.Figuarts(真骨彫製法) ウルトラマン 60th Anniversary Edition』が発売されているので、今から入手される方はそちらを購入することをオススメします。
S.H.Figuartsの派生として展開されたS.H.MonsterArtsではウルトラマンシリーズに登場した怪獣たちが続々とラインナップ!
近年では円谷プロ造形部門LSSによる監修を経てフィギュアが製作されているため、商品クオリティも非常に高く、今回レビューした真骨彫製法ウルトラマンと組み合わせることで、劇中のような対決シーンを演出することが可能!!
シュワッチ!!
≪評価≫
造形:★★★★★
可動:★★★★★
価格:★★★★★
━━━原点にして頂点
まさに至高のウルトラマン。
過去にリリースされたS.H.Figuarts真骨彫製法シリーズによって培われてきた技術を最大限に活かして誕生した本商品は造形・可動両面において最高峰といって良い程の仕上がり。
スーツの質感を徹底追求した結果、採用された軟質素材はフィギュアの見映えや可動域を損なうこともなく、スーツアクターであった古谷敏さんのボディスキャンを行うことで放送当時のウルトラマンのイメージを可能な限り再現するなど開発スタッフのこだわりが随所に感じ取れるものとなっています。
幼いころに見たあの時のヒーローの姿がこうして目の前に存在していると思わせるほどの「本物感」が込められており、クオリティは管理人の所有するフィギュアの中でも間違いなくトップクラス。
ウルトラマンのファンであれば是非とも手に取ってみてほしいといえるほどのアイテムです!