Nahoです

わたしが大学卒業後に入った仕事場は、今となっては服好きなら誰もが知っているとても有名になったブランドのアシスタントをしていました。
当時はまだ売れっ子さんではなく、立ち上げたばかりの駆け出しのブランド。
デザイナーさんは、朝早くに魚市場でアルバイトしていました。
わたしは、入社前から無給のアルバイトをしていましたが、わたしは自分の出来なさ加減にどんどんと行くのが嫌になってしまいました。
帰り道に向日葵がうな垂れているのを見て、あ、自分みたいだ、と思っていました。
何のために生きてるのかな?さえ考えていました。
それでも、折角受け入れてくださったブランドに貢献したい、いや、褒められたい!と、無我夢中でしたが、2日間もらった夏休み。
わたしは海の近くに住んでいたので、海に行き、浮き輪でぷかぷかと浮かんでいました。
波に揺られながら、あー、辞めたいなー。。と思ってしまいました。

夏が近き、入道雲を見ると、あの時の事を今でも思い出します。
今では世界的にも有名になったデザイナーさんとの関わりも、なんだかずっと引っかかっていたけど、今日の綺麗な空を見ていたら、ただただ感謝しようと思ったのでした。
