土曜日のCOMPASSです。

COMPASS善通寺GROWに数年前から通っているのは、今月5年生になるお友達です。

当時お友達は1年生で学校生活の経験がある年末の時期でしたが、着座姿勢の維持はまだ困難でした。

利用開始時点でのお友達から発する言葉は単語のオウム返しでした。

 

 

課題や活動の切り替えも苦手、コミュニケーションがオウム返しでは、お友達とのやり取りも困難でした。

日常生活の動作も完成されておらず、食事は箸やスプーンを使わずに手づかみだったそうです。
保護者様の望まれたことは「相手に自分の気持ちを伝えることが出来るようになってほしい。お箸が使えるようになってほしい。学習がすこしでもできるようになってほしい。」というお友達が日常をより良く過ごせるようになるためにお友達のQOLが向上することでした。

 

 

保護者様の願いを受けて作成した個別支援計画は、週2回ほど学校帰りに立ち寄るCOMPASSという環境に慣れ、楽しく、また積極的に学習に取り組めて、達成感や向上心を持てることを目指します。
当時は苦手だった集団での活動も経験し、いろいろなことに興味を持ち、人とコミュニケーションが取れるようになることを目指します。

 

 

今どう思っているのだと言葉にはできませんでしたが、お友達の気持ちははっきりしていました。

語彙を増やしながら、その言葉をお友達の味方にして相手へ伝えるコミュニケーションを学習していきますが、これは手強い課題でした。

小集団の活動の機会を作り、挨拶のやり方を学び、思いを伝えられるように間をとりもちながら、お友達の気持ちを代弁してお友達にコミュニケーションの取り方を理解し、学び、実践できるように促していきました。

 

 

集団活動においては、ひらがなの読み書き、絵カード、オウム返しではなく自身の発語ができるよう促しを続けました。

とはいえ、そもそも小集団活動は馴染みにくく、自分の気持ちの発語が苦手なお友達は「こういうのよ」と優しく指導されても、どうしていいかわからないこともあったようです。
 

 

思いを伝えるのは難しく、お友達の頑張りもすぐに結果を伴ないません。

ついオウム返しを返してしまい、上手な答えを探そうとするのですが、すぐに口にできません。

そんなとき、お友達はどうしようもなくて泣いて課題を拒否したり、気持ちがいっぱいいっぱいになって、癇癪につながることもあったのだそうです。

それでもお友達は精一杯頑張り、成長をしっかりと引き寄せていきました。

(後編へ続きます)

 

COMPASS善通寺GROW

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