月曜日のCOMPASSです。

COMPASS武蔵新城に年少さんの頃から通っているのは、現在4年生のお友達。

通い始めて6年間COMPASSでたくさん学び、成長へとつなげてきました。

 


お友達が通い始めたのは6年前、お友達が3歳の夏でした。
当時は言葉でのコミュニケ―ションが上手くできず、発語自体も乏しいものでした。

言葉のせいだけではないでしょうが、お友達との交流も気後れしがちで、思い通りにならないと泣き出していました。

身の回りのことはお母さんに手伝ってもらっていたようでした。

 

 

利用開始時の保護者様の願いは、言葉で交流ができるようになり、お友達と遊べるようになって欲しいというものでした。

個別支援計画もその流れにそい、言葉では絵カードや50音カード、マッチング絵カード、絵本、プリントから始まり、人形を用いた会話練習、手作り教材で動物の表情認知、福笑い、手遊びなど総合的に理解を深めるプログラムに取り組み、成長を促していきました。

 

 

絵本の読み聞かせで楽しい時間の経験を重ね、文字や数字に興味を広げていきました。

会話練習では「ボールを持っている人が話す」というルールを置き、理解を促していきました。

この流れで順番に話すこと、自分の番で発語することを学び、お友達は安心して自分の順番で発語できるようになっていったと言います。
手遊び歌では数人のお友達と活動し、周囲のお友達に興味関心が持てるように関わっていきました。
並行して未熟だった巧緻性の向上を目指し、パズル等で指先を動かす課題を継続していきました。

 

 

就学の頃になると保護者様の願いは「学校生活」に関連することが中心になっていきます。

願いは学校で楽しく過ごし、身の回りのことが出来るようになり、また危険認知が向上し、道路を安全に歩けるようになることでした。

この願いに寄り添い、COMPASSでは危険認知、時間の感覚・上下左右の区別などの理解を進める学びを継続していきました。

 

 

数の学びでは手で触れられ、目視で確認できるを半具体物などの教材を活用しながら1:1でお友達と時間をかけて確認していきました。
会話も1対1では相手の話を理解できるようになっていきますが、発声、発音に曖昧なところがありました。

COMPASSのお友達との会話練習では緊張が見られる程度でしたが、ご家庭では感情を爆発させる場面もあったのだそうです。

 

 

お友達の学習活動は優先順位が身に付くような促しを心がけ、時間を掛けながら関わりました。

お友達は言語の理解がゆっくりで、時間がかかるのでテンポの良い会話にはならず、集中力も続かず、指示や主旨を忘れてしまうことも度々ありました。

コミュニケーションが苦手で、周りのお友達との距離感が取れない時期も長かったのだそうです。

その半面、お友達は気持ちが優しく、穏やかな性格で、意図せずにいつも自然に周囲を温かくしてくれる存在です。

 

 

その後も会話につながる活動に重きを置き、プリント教材の活用で気持ちや感情を表す言葉を増やし、単語カード、絵カードカルタ等を用いてルールの理解、文字の習得などで文字とコミュニケーション力の向上を目指しました。

日常生活動作も、ボタンのかけ外し、箸の持ち方などの練習を重ね、生活動作の向上を目指しながら、お友達が「出来た!」と感じたことを一緒に喜び、励ましながら自信につなげていきました。
ままごとでは、おもちゃのピザを4人分のお皿に分けたり、半具体物のマッチングをしたり、三項関係の理解につながるように楽しみながら丁寧に練習を繰り返していきました。

(後編へ続きます)

 

COMPASS発達支援センター武蔵新城

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