火曜日のCOMPASSです。

長崎の大村.NEXTに昨年お正月明けから通い始めたお友達。

当初のお友達は、自分の表現できる限られた言葉で表現するのが苦手で、思い通りに伝わらないと、手を出してしまうこともありました。

集中することも苦手で、学習活動でも途中で何度も離席があり、着座の維持が難しいようでした。

 


「子どもの成長と将来のために療育を受けたい。」という思いからCOMPASSの利用を選択された保護者様。

そこでCOMPASSでも、お友達の困りごとを一つひとつ解消しながら成長を目指すことにします。

まずは語彙力の向上を図り、お友達自身が自分の気持ちを言葉で表現できるように導き、やがてお友達と楽しく関われるようになり、ルールを守りながら活動を円滑に行えるよう目指していきます。

 


お友達との最初の取り組みは、着座することと、着座姿勢の維持でした。

その目標は、3分。

短いはずの3分は長く、3分着座するためにその日の全部の時間を使うこともありました。

お友達は音に敏感に反応する傾向があり、学習活動中でもほかのお友達が来所した様子が聞こえると、すぐさま離席して見に行ってしまうことも度々ありました。

そこで、音が離席の引き金にならないよう、個室で静かに学習できるように環境を整えてみました。

 

また他のお友達の注意を引きたいために走り回ったり、叩いたりすることをやってしまうこともありました。

人に危害を与えないでいることは、成長していくためにはとても重要なことです。

そこで学校ともしっかり連携し、そんな行動が見られそうなときは、その都度いけないことだと伝えるように試みました。

 

 

先生は、離席した際にはいつも「今は何の時間か?」を確認し合い、再度の着座を促します。

言葉の学習は、絵カードを用いて、単語や動作の語彙力の向上を目指しました。

発音が不明瞭な言葉は、繰り返し練習をつづけていきました。

困ったことに、悪気なく、周りのお友達に発してしまう不適切な言動が見られることもありました。

言った方はすぐに忘れてしまうことでも、その言葉が棘のように刺さってしまうとき、不快な思いをした相手は、ずっと長くその不快感を忘れずに覚えているものです。

そこで先生はお友達に「自分自身が同じことをされたら、どんな気持ちになると思うかな?」といったことを考える「ケース療育」を試みました。

 

 

また、良い言葉がけができるよう、お友達が発しやすいマイナスな言葉をプラスの言葉へ言い換えることができることを教え、また言い換え方についてしっかり話していきました。

お友達は、時として指示が理解できなかったり、行動しているうちに何を指示されたか忘れてしまうことが多かったと言います。

そこで、その日のスケジュールを工夫して、1対1の個別指導で向き合える時間を多くとり、手厚い見守りを実施しました。

 

 

特に読み書きが非常に苦手だったお友達は、繰り返しCOMPASSのプリントやひらがなの練習を行いました。

一回で読めなくても、書けなくても、10回では?100回では?

繰り返し、繰り返し、何度も、何度でも、できるまでやればいいというのがCOMPASSの療育です。

とはいえお友達の場合は、最初はプリントを注視し続けることも難しく、直線を書くこともできませんでした。

それでも時間をかけ、繰り返し練習をおこなううちに、次第に変化を見せていきます。

(後編へ続きます)

 

COMPASS発達支援センター大村.NEXT

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    長崎県大村市宮小路1丁目258-7

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