木曜日のCOMPASSです。

COMPASSしまんとには、この春年長さんになったお友達が通っています。

就学を翌年に控え、保護者様が希望されたのは「就学に向けて学習面や社会面の向上ができるようになってほしい。」というものでした。

保護者様のご希望に添って作成した個別支援計画は、まずはお友達が新しい環境のCOMPASSという場所や先生に慣れることを優先しました。

そして最終的には学校と同じように正しい姿勢で座ること、目の前の課題に集中して取り組むことができるように支援をしていきます。

 

 

もちろんそこに至るまでには、ひらがなが読めて書けること、数の認知のために数に興味を持ち楽しく触れること、また思いつきではなく、見通しを持って行動できるようになる学びを織り込みながら療育を進めていくことにしました。

 

 

さて、お友達の療育がスタートします。

お友達は、発語はありますが、ほとんど発することはありませんでした。

先生が話しかけたことへの理解は少し難しいようでした。

指示が入りにくく、集団行動が苦手です。

お友達は困っていても、周りに助けを求められないでいました。

活動の多くは模倣から始まりますが、お友達は真似ることも、見ながらの模写も苦手でした。

 

 

今回採用したのは「あいうえおの本」「COMPASSのプリント」「絵本読み聞かせ」「ひらがなのおけいこ」などを使った言葉を育てる教材や教具を選択し、また「かずのおけいこ」で数認知を育てます。

またお友達には特別支援として巧緻性を高める手指の作業や運動あそびの活動を組み入れました。

運動のプログラムには「四つばい等の運動」や「フラフープ」、巧緻性の指導には「紐運動」「紐通し」などの活動を取り入れました。

 

 

来所してすぐには着座して集中できなかったお友達。

そこで、日によってはまず運動から始めることもありました。

運動遊びはお友達の感覚を呼び覚ます作業です。

運動は自分の体がどのように動いているか知り、ボディイメージを身につけられます。

自身の体全部を使って刺激を受けながら、一緒に動く先生との呼応を体験します。

ひとつのお運動が終わって「はあーっ」と思わず口から出る声でも、先生が笑顔を向けると、それは意味ある語として記憶されます。

 

 

そして行われるのは「ひらがな」「言葉」を知る学習です。

ひらがなの発声の模倣で誉められ、1つ書いては誉められて、お友達はひらがなの読み書きに興味を持つようになっていきます。

やがて、あいうえおの本やひらがなのおけいこ、絵本の読み聞かせは、お友達も大好きな学習になっていきました。

 

 

道具である言葉を使いこなすために、先生とお友達はたくさん話をしたそうです。

先生とお話しをするのが定着し、繰り返し会話練習に取り組んだことで、やがてお友達の方から自発的に話しかけ、関わろうする場面が次第に増えていきました。

 

 

ひらがなを書くことは簡単ではありませんでした。

最初は鉛筆も正しく上手に持てなかったため、文字には程遠い頼りない線の蛇行でした。

そこで指の使い方の訓練取り入れて、指先や指の使いかたを練習します。

この訓練で正しい書きかたとはどういくものかを意識できるようになり、回を重ねるごとに筆圧も高くなっていきました。

 

 

余暇の時間にも一人きりで過ごすことが多かったお友達。

この頃はまだ、お友達にとって交流し合うこと、コミュニケーションを取ること、ましてや積極的に自分から関わることはハードルが高いものでした。

集団活動での関わりも当初はぎこちなく、なかなかみんなで楽しく活動、とはいきませんでした。

その様子に変化が見られたのは3ヶ月ほどたった頃だったといいます。

(後編に続きます)

 

COMPASS発達支援センターしまんと

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