金曜日のCOMPASSです。

COMPASS吉富にこの夏から通い始めたお友達、元気な2年生です。

保護者様によれば、お友達は極端な勉強議題なのだそうです。

例えば文字を書くことに苦手意識があり、漢字は難しく、計算は1桁まではできるそうですが、2桁になると苦手意識が先に立ち、やりたがらないのだとか。

 

 

苦手は学習だけでなく、同級生や先生との関わりも苦手で、自分から積極的に人と関わろうとしないことも気がかりだそうです。

保護者様の願いは学びを強制すること無く、好きなこと・得意なことから伸ばし、自信へと、ひいては積極性と苦手意識の軽減、やればできる体験から成長に繋がって欲しいと言うものでした。

 


支援計画の最初の目標は、COMPASSに慣れ、楽しく通えるようになることから。
そして個別での学習支援から小集団の活動まで、きめ細やかな関わりや活動を通じて、机上の学習だけでなく、同世代の児童や先生との関わり方、感情のコントロールなど、様々な経験から学ぶ機会を増やして成長に導くと言う計画が立てられました。

 


初日のお友達、着座まではスムーズでした。

学習の導入として雑談から始めたのですが、緊張のためか目線が合いにくく、問いかけには小さな声でゆっくりと返事が返ってきます。

学習を始めると、鉛筆は握れたものの、なかなか書き始められなかったそうです。

学習の合間にいきなり離席して、部屋の中をぐるぐる歩き回り出すことがあり、落ち着かない様子を見せていたそうです。

 


苦手意識の克服は、頑張って自分自身に立ち向かうしかありません。

こわい、怖いと思って、安全な吊り橋を渡れず足がすくんでしまうように、学習への苦手意識は行動を停止させます。

では苦手だというバイアスを取り除くには、どうしたら良いのでしょうか?

その答えは実行・成功体験・自信・積極性・頑張り方や取り組み方の修得、と言う流れを進むことだと考えられます。

 

 

ともかくお友達は文字を書くのが面倒で、苦手で、もちろん大嫌い。

克服に向けて、まずはお友達が難なくできてしまう線描から始めました。

簡単なことなら「書く」ことはたやすいと思えたお友達、意外とノリノリで次々に線を書いて行きます。

慣れてくると今度は曲線のなぞり書きをお友達のペースを見守りながら開始し、抵抗なく取り組めるようにじっくりと時間をかけて導きます。

できる・得意になったなぞり書きは、やがて徐々に「ひらがな」のなぞり書きへとステップアップです。

 

 

苦手意識の高い数字と折り合いをつける挑戦も始めました。

まず導入はこちらもお友達がこなせる簡単な1桁の計算からです。

計算の正解には大きな◯印のご褒美です!。

ところが書くことに苦手さがあるので、実は答えは分かっていても書けずにいたお友達。

見守る先生は、黙って手を添えて苦手な8や9を描くのをそっと手伝います。

そうやって頑張れたときは「すっごい!」「よくできました!」と褒め続けました。

 

 

どの取り組みもすんなりと始まったわけではなく、促しても抵抗し続け、学習が始まるまでの気持ちを切り替える時間はかなりかかったといいます。

「嫌だ」と言う気持ちを表すのに、言葉ではなく、鉛筆を落としたり、体をガタガタと動かしたりして無言の抵抗が続きました。

鉛筆まで持っても、実際に紙に向かうまでには何度も声かけをしなければならなかったそうです。

 

 

今年の夏の間中、この頑張りは日々続いて行きました。

やがて残暑が厳しかった秋の初めには、お友達の取り組む姿勢はまるで別人のようになっていました。

COMPASSにも慣れ、自信の芽吹きがあったのか、それまでなんて寡黙なんだろうと思わせるほどでしたが、自分から「片付け出来たよ!」「積み木がしたい。」「機関車を描いたよ。」「何時になったら帰るの?」などと、積極的に話しかけてくれるようになってきました。

 


来所してからの準備は、促されると自分でできるようになり、学習も先生に見守られながら少しずつ自分で進められるようになってきました。

明らかに以前より「書く」ことへの抵抗や苦手意識が感じられなくなってきています。

保護者様も「自分で座って勉強ができているんですね。」と嬉しそうに話しておられ、わずか数ヶ月で、着座して取り組んでいることに驚かれ、大変喜んでおられたそうです。

「ゆっくりはみ出さないようにね」と言う声かけはまだ必要ですが、計算でも文章問題の式を立てて答えを書けるようになっています。

最近では繰り下がりのある引き算や、漢字の練習などにも取り組めるようになってきました。

 


目下のところ学習へ取り組む姿勢と並行して目標としているのは他の人との交流です。

苦手意識で行動できなかった集団活動でもラジオ体操や、絵本の読み聞かせ、静かタイムなどにもスムーズに参加できるようになり、今後は先生が仲立ちとなりコミュニケーションが取れるよう誘い、会話や交流を体験し、楽しめる機会をたくさん作って行きます。

これからも優しく促しながら、少しずつきっちり、確実に1歩ずつ、スラスラできる未来を目指して歩みを止めず頑張って行きます。

 

COMPASS発達支援センター吉富

所在地:〒871-0811

    福岡県築上郡吉富町広津550-1

連絡先:0979-23-0817

 

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