月曜日のCOMPASSです。

COMPASS熊本東のお友達は小学校2年生。

児童支援から通い始めて、やがて3度目の春を見送ろうとしています。

保護者様はお友達が気持ちの切り替えが難しいことが気がかりだとおっしゃっていました。

言葉についても発音が一部不明瞭だったりすること、そして学校の学習についていけているかをご心配のようでした。

そこで数の理解、発音、場面に沿ったルール、気持ちの切り替えを基軸に置いた個別支援計画が立てられました。

 


着座しての学習に誘っても気持ちの切り替えができず、取り組むまでに時間がかかりました。

返す言葉も「さ行」が「しゃ行」になってしまったり、不明瞭な発音でわかりづらいものだったと言います。

ひらがなの読み書きも、数の理解も曖昧な部分が多く、課題を残していました。

皆で楽しむレクリエーションやゲームでは、負けそうになると悔しくて泣いてしまうお友達。

そんなとき先生は必ず対話するように努め「誰かが勝って、誰かが負けるの。だから、負けたら次に勝てばいいよ。」とアドバイス。

「だけど、ゲームはひとりではできないもんね。」と気づきを促します。

 


お友達はそんな助言にじっくり耳を傾けるのが苦手でした。

話を最後まで聞かないため「今は聞く時間です。」と嗜めますが、内容が伝わっていないと感じることが多かったようです。

そこで一計を案じ、視覚的に書いて見せることでようやくキラッと目の輝きが見え、理解出来たことを確認したのだそうです。

語彙の理解が未発達であるが故に、当時は言葉だけでの理解は難しいと思われました。

 

 

現在の私たちの社会では視覚的な掲示や案内などの支援はまだまだ少ないのが現状です。

社会に出ても困ることのないよう、COMPASSでは優しすぎる環境を提供することは殆どやっていません。

長期的な展望から考えて、できるだけ視覚的な支援を選択せず、言葉による理解や意思疎通を促しますが、お友達の場合は適切な時期までは視覚的な支援で対応することになりました。

 


言葉を自分の味方にするために、不明瞭さの改善を狙った口腔体操や舌の体操を毎回行いました。
数字と数量の一致を目指して、手で操作する「おはじき」や「色棒」を使って、数を数え、増減を確認しながら理解を促します。

春、木々の芽吹きに降り注ぐ陽射しや優しい雨にも似た頑張りで、お友達の中に眠る大きな可能性は静かに発現のときを待っていました。

就学した年の秋には、発音の不明瞭さも目立たなくなり、上手くなったと褒められるたびに笑顔でいっぱいのお友達です。

自信に溢れた発言が見られるようになり、お友達はおしゃべりが大好きになっていきました。
今では苦手だったひらがなだけでなく、漢字にも取り組むようになってきて、足し算・引き算も20までなら暗算で出来るまでに成長しています。

 

 

総合的な成長を見せている最近では、苦手としていた学習でもスムーズに切り替え、意欲的な取り組みを見せるようになってきました。

これからも、学んだ言葉や学習を定着出来るよう、定期的な発語チェックやくり返し学習を行い、場面設定などソーシャルスキルトレーニングを行い、切り替えなどの支援は継続していきます。
4月からは機能訓練もメニューに追加され、眼球運動や姿勢、音読練習など運動面でも更なる成長を目指します。

 

COMPASS発達支援センター熊本東

所在地:〒862-0970
    熊本市東区渡鹿8丁目9番22号
連絡先:096-321-6788

 

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