感謝って、足りてなかったな。
今もまだ、充分とは言えないかもしれないけど。
でも、前よりずっと増えたと思う。
感謝ノートっていうのをやってみた。
ノートに「ありがとう」を書いていく、ただそれだけのことだけれど
次から次へと繋がっていく。
これまで気づいてなかった、小さな幸せたち。
朝、目が覚めること。
家族の心臓が動いてること。
今日の予定があること。
仕事があること。
お給料が毎月もらえていること。
歩ける。見える。においがわかる。味がわかる。音が聞こえる。
ほんとはすごいこと。
誰にでも平等に光を届ける太陽。
太陽の光で乾く洗濯物。
その洗濯物を洗ってくれる家電たち。
遠くの国で作られて、今ここにある服。
その服が汚れてるってことは、家族が今日も生きているってこと。
こうして文字を打てるスマホやパソコンがある。
ネットもある。通信費も払えてる。
家もあって、家賃も払えてる。
ただ「ある」って、それだけで、すごいことなんだなぁ。
身の回りのもの、自分で一から用意できるものなんてほぼないのではなかろうか。
そして
毎年咲く花がある。
実をつける植物がある。
宇宙のリズムで回ってる地球がある。
はるか昔から受け継がれてきた命の記憶。
DNA？それ以上のなにか？
ありがとう、という言葉では足りない気もする。
もしかしたら、前世とかもあるのかもしれないね。
そんなことを考えられる脳みそも、
結局は電気信号で動いてるって思うと、これまた不思議なのである。
……この世界って、夢なのかな。幻なのかな。
でも、もしこれが夢なら、
私は、ありがとうに満ちた夢を見たいな。
あっちゃこっちゃ向いて咲くお花たち。
とても微笑ましく、偉大な景色。
ありがとう、咲いてくれて、目の前に現れてくれて！
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