工房で作業していると

日本人観光客のお客様が来店。

いつもは「大きい」「小さい」など

片言の日本語なら理解できる兄やんが

対応しているようなのですが、

今日は欲しいデザインのサンダルが

ジャストサイズ=36のものがない、

でも明日早々にフィレンツェを離れるので

明日までは待てない、という

片言日本語ではやり取りが難しい状況で、

自分が呼ばれました。

$Firenzeで暮らす、Milanoで暮らす

「同じデザインで36サイズの物を
 
 今日中待ってもらえたら作れるが、どうか?」

と言ったところ、

「ギリギリ19時までなら」とご承諾いただき、

19時に再来店し確認いただいたときには、

「かかとから足がほんの少しだけ出ているが

 少し履くと甲の革紐が伸びて広がり、

 その分、今余っている爪先側に

 足の位置が移動するので、結果、

 かかとも収まるようになる」

みたいなやり取りを通訳し、

無事、お買い上げいただきました。

兄やんとのイタリア語でのやり取りは

テンパって数字の「6」を伝えるのに

間違って「7」と言ってしまうなど

笑ってしまう程たどたどしかったのですが、

それでも初めて自分のイタリア語が

商売に直結した記念すべき瞬間でした!


しかし、イタリア人も丁寧なもので、

というかサービス精神があるもので、

試着の際に、お客様の足の幅が

既成のサイズに比べて広いことが分かったので

36サイズのものを普通に作って出すのではなく

幅に合わせて37サイズで作って

かかとの部分の長さを削って詰めて

長さを36サイズに合わせる

というセミオーダーのような按配で

サンダルを作っていました。

「お客様、既成の36サイズが切れてて

 今日はラッキーでしたね」という感じでした。



本日の内容

1)接着面の革紐の削ぎ

2)ソールの圧着


1)昨日の続きから作業再開。

接着面の革紐の糊の付きを良くするために

KATANAで少しずつ削いでいく。

KATANAの持ち方はほぼ一定にして

削られるサンダルの方の角度や方向を変える。

$Firenzeで暮らす、Milanoで暮らす

最後に1本残った釘を抜く。


2)手で仮留めした後、ペンチで押さえていく際、

木型側を上に、ソール側を下に向けるのを忘れない。

手作業で接着後、機械で圧着。



以上、ここまで。

縫製、ヒールの接着、仕上げは

まだやらせてもらえていませんが

サンダル製作の流れはほぼ理解できた感じで。

道具と材料を渡すから一から自分で作れ、

と言われても、何とかなりそうなところまで

やってきました。

いよいよ靴が、楽しみです。