昨日の帰り際に兄やんから

「明日はやることが多いから4時に来てくれ」

と言われて、いつもより1時間早く店にいったところ

兄やんもマエストロも接客等で忙しく

結局は4時半からスタートでした(苦笑)。


とは言え!

今日はサンダルの製造ラインの、

ある分断された作業に特化してやるのではなく、

11組のサンダルを最初から、

(パーツの準備は事前に済んでいますが)

通しで作っていく、という

今までの総復習がスタートしました。



本日の内容

1)木型の準備

2)インソールの木型への釘打ち

3)ヒールストラップの接着

4)革紐の吊り込み

5)靴製作の見学


1)まず、作る分すべて11組22足分の木型を

$Firenzeで暮らす、Milanoで暮らす

整然と並べる。


2)紐を通したインソールを

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2本の釘で木型に固定する。


3)かかとを固定するストラップとなる革紐を

指3本分の高さに調整して糊付け。

糊が多すぎたり、革紐の接着部が滑らかすぎると

接着力が弱くなってしまう。

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↑この分量でも多いくらい。

糊をある程度乾かしてから接着、

金槌で叩いて、より強化。


4)最も注意しなければならないのが、

鼻緒の部分をしっかり固定すること。

$Firenzeで暮らす、Milanoで暮らす

いったん一通り吊り込んだあと、

裏返して、まずは上方の3箇所を糊付けし、

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金槌で叩いて接着を強化する。

さらに、イントレチャートの

下側に来る革紐から順番に吊り込む。

吊り込む方向は革紐の流れに沿って。

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吊り込んだ革紐の固定のために、

親指を必ず紐の通っている穴の真横に置き、

糊+金槌で固定、接着。

最後に上方の釘1本を抜く。

サンダル製作は、本日は以上ここまで。


5)兄やんが、靴の吊り込み作業を実際に

やって見せてくれた。

サンダルの場合、吊り込むポイントが

革紐だけなので明確で数も少ないが、

靴は相当複雑になるため、

「まずはフォームだ」とのこと。

確かに、兄やんは体全体を使って作業している。

$Firenzeで暮らす、Milanoで暮らす

両手を自由にするため、吊り込む靴は

両脚と胴体で固定されている。

こんなことが自分にできるだろうか?



・・・というわけでサンダル製作も佳境。

靴への着手も遠くない!!・・・はずです。