「カズはいったん日本に戻っても

 またイタリアに戻ってくるの、なんで?」


「イタリアは食べ物が美味いし、景色は良いし、

 女の子もかわいいし」


「日本人の女の子もかわいいよ」

「まあね。でも、1番の理由は、

 靴のことをもっと勉強したいからだね」


・・・と、陽気に会話してたら、

急にマジな様子で、タイトル通りの発言。

それまでの会話のトーンと、

いつもの兄やんの軽い様子とのギャップに

なんか格好良いな、と。


イタリア人は、こんなときでもそうだし、

恋愛のときなんかもきっと、

思っていることを

恥ずかしがらずに

ストレートに口に出して

ぶつけてくる人たちなんだな、と

あらためて思う出来事でした。




本日の内容

1)ソールの型抜き

2)ソールの圧着

3)底革の木型への釘打ち

4)革紐の吊り込み・ヤスリがけ



1)以前2時間半訓練(?)したヒールの型抜きの応用。

型の刃が鋭利なため、壁にかけて保管する際は

危険防止の為、刃を向こう側に向けてかける。

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型は1サイズにつき右足の型1個のみで、

左足用に抜くときは革を裏返すことで解決。

ヒールのときよりも更に無駄なく

革を抜いていくことに留意する。

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革の半端は邪魔になるので

都度都度、刃を使って叩き切って捨てること。


2)いつもの工程だったが、

インソールから糊を塗ろうとして、兄やんから

「乾かす際の置き方↓のことを考慮して」

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木型+アウトソールから取りかかるよう指示あり。

また、右手に木型+インソール、

左手にアウトソールを持つべきところを

逆に持ち、指摘を受けた。

さらに、うっかり木型から釘を抜くのを

忘れそうになること多数。

慣れからの気の弛み、禁止。


3)サンダルのタイプによって

精度の許容の幅が違うことを知る。


4)紐の革の具合によってあまりに滑らかな場合、

糊付け強度を増すために革の表面積を

大きくするべく粗い紙ヤスリをかける。

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