午前中、塩野七生氏の

『アレッサンドロ六世とサヴォナローラ』を

読み終え、サヴォナローラが処刑されたのが

家からすぐ近くで、その碑があると知り、

雨とは言え、土日全く外出しないのも耐え難く、

ひとっ走り、見に行ってきました。

$Firenzeで暮らす、Milanoで暮らす

当初、見つけられずウロウロしたのですが、

シニョーリア広場はヴェッキオ宮に向かって左手の

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ネプチューンの噴水の前に発見しました。

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ただのマンホールの蓋のように、

石畳に埋め込まれていました。



15世紀末、フィレンツェで預言者として

民衆の熱狂を生んだ修道士サヴォナローラ。

時の法王アレッサンドロ六世は、

危険な存在のサヴォナローラを

性急に排除することで民衆の不興を買ったり、

万が一にも殉教者として象徴化されたりすることを

危惧して、しばらくの間放置し、

寧ろ断られても和解の手を差し伸べ続けることで

「十分に手を尽くした」という既成事実をつくり、

やがて急進化し過ぎたサヴォナローラが

少しずつ民衆の支持を失うのを待ってから、

破門、街全体への聖務禁止と

真綿で首を絞めるように追いつめ、

ついには破滅させる、という周到さで片付けた。



なんという老獪さ!


最後は「預言者としての奇跡」の体現に、

燃え盛る火の中をを焼かれずに歩いて通り抜ける、

という「火の試練」に、ここ、シニョリーア広場で

挑まざるを得なくなり、

当日、散々時間稼ぎをした挙げ句、

大雨が降り出したのを「奇跡」だと主張したが、

そんなサヴォナローラを嘘つきと断罪したのは

むしろそれまで彼を信じていた民衆だったという。



515年前の雨のシニョーリア広場の石畳は、

今日と同じように濡れていたのだろうか。。。


それから約1ヶ月半後、まさにここで

サヴォナローラは絞首刑になり、そのまま焼かれ、

灰はすべて、残った信者の手に渡らぬよう

アルノ川に打ち捨てられたという。




しばしの物思いの後、外出ついでにブラブラしていると、

いつの間にか、サンタ・クローチェ教会に辿り着きました。

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やっぱり雨模様では写真映えしませんね。。。



いい加減、晴れてくれー