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-----この世界で 自分だけがちょっと特別だった。
自分のことをくまなく知るのは、何よりきっとこの自分だけ。
お母さんや、親友のやっちゃんや、彼氏のたあくんだって、私をどのくらい知っているのか、
どう思っているのか、私には分からない。
三人がなにを考えているかは、深い深い謎なのだ。
そう思うとますます、唯一分かる自分が「特別」になる。
たいした取り柄なんてなくても、世の中の空気が読めなくても、結構落ち着いて生きていける。
「他人との違い」はあんまり関係なくて、 「他人と比べて特別」って話ではなくて、
「自分」が見ている世界を 「私」は知っているし、
「私」が考えていることを 「自分」は知っていることの安心。
「私」と「自分」との同一性こそが、紛れもなく「特別」なのだ。
私には付き合って1年とちょっとの彼氏がいる。
彼の名前は「たあくん」。 彼は「光子(みつこ)」の旦那さん。
たあくんは「光子」を愛してる。 と同時に、私と付き合っている。
私には愛されている実感なんて、ない。 そしてそれでいい、きっと。
愛が「ある」とか「ない」とかは、実感と妄想とが随分いい加減な仕方で作り出す問題だろうから。
だから、私もそのうち愛されているという実感とか妄想とかにめぐりあえるかもしれないし、
そうならないままかもしれない・・・。 先のことは知らない。
たあくんが「光子」を愛していることも、本人がそう言っているから知ってるだけ。
つづく
今日のコモさんのお言葉:
「お弁当を作ったら メモを添えると 100倍楽しいよ!!!」
←なんか 少女漫画の「占いコーナー」みたいなフレーズ(笑)